内容説明
マッカーサーは日本の無実を知っていた! 戦争犯罪人の汚名を着せられながら命と引き替えに守った日本人の誇り! 東京裁判の主席検事キーナンやGHQ最高司令官マッカーサーに論戦で勝利した東條英機の人間像に迫る。
●戦争は、その国の育んできた歴史を凝縮する。その国のインテリジェンスの総体であり、ヒューマニズムの総体でもある。事実、大東亜戦争を戦った東條、ルーズベルト、チャーチルは、それぞれの国の最高の教育を受けて育った。いいかえれば、東條と向き合うことは、日本の国柄と向き合うことでもある。そして東條と向き合うことは、今の日本の素晴らしさを知ると同時に、日本の抱える課題解決に向けての示唆を得る手段でもあるのだ。 (「あとがき」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
30
モスクワ宣言、及び国際法の観点からの東京裁判。殊に「侵略vs.自衛」は、(マッカーサー氏のコメントを含め)事後で振り返る論理性と、当時の感情論の乖離。目新しい情報は少ないが、既知の情報が簡潔に整頓されている。一方、「残虐行為は”全く”なく善戦した」とするなど、戦争の現実を踏まえない論旨が腹に落ちない。最終的に、主題の”守り通した”根拠は”点”であり、立体はもちろん線にもなっていない気がする。産経新聞の推奨ということで手に取ったが、もう一歩踏み込んだ史実による論理性が欲しかった・・・。2015/08/10
Tadashi_N
24
外交と政治は、当時も今も三流。東條英機は、その犠牲者に思える。右寄り文体気になる。2019/03/06
手押し戦車
10
企業もミッションを持って事業をやる。トップの役目はミッションを達成出来る様に成果を最大に発揮出来る環境組織に対して責任を持つ。部下との信頼こそミッション達成の力となる。企業は株主の為にトップは決断し事業を遂行する。最終意思決定は企業のトップに委ねられるだが失敗の責任は株主責任がくる。トップが最後まで全責任を負うという事はかなりの精神力がいる。軍人のトップの意思と苦境になって刑務所の中でも最後まで全責任を負った精神と行動は凄い。トップとは最後まで全責任を持って行動する事!2014/04/23
おっくー
2
東條英機の認識が変わった。日本人の素晴らしさに触れた本だと思う。知識がない人にもわかりやすいので読んで欲しい一冊!2014/02/05
Keisuke Uchida
0
東條英機の命日に合わせて。妻:かつ子の証言はじめ、発言や書記の引用が多数あり、小説でも読まされている感覚。かつ子然り本間雅晴の妻:富士子の言葉に涙無しでは読めない。これは本当に。戦勝国が作り上げた偶像にも気付かされる感。年の瀬に大変な良本でした。2014/12/23