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内容説明
養母への思慕 代表作への執着 少女への偏愛
書家が狂おしいまでに求めたものは、
何だったのか!?
「書道界の鬼才」が赤裸々に描く、激動の半生!
齢80を目前に控えた書道家の谷村玄斎は、筆一本で身代を築いたことに誇りを持っていたが、どこか虚しい思いも抱えていた。だがある日、東尋坊で出会った少女が玄斎を変える。裸身に最高の美を描きたいという欲望が芽生えたのだ。それは、赤貧の中で己を育ててくれた亡き養母への弔いの意味も持っていた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
散文の詞
135
書道家の半生が描かれると言うので、どのように目覚めるかとか、どういうきっかけで才能が開花するのか、また、大成してからもどう生きるのかとかが描かれるのかと思ったら、なんとも凡庸で、小説というより、自己満足の自伝のようです。 だとすると、最後の裸体に云々は、異常性の肯定でもあるんでしょうか。 2021/11/17
kitarou
1
映画化とあったので、とりあえず読んでみましたが、ちょっと期待外れでした。平板なまま物語が展開、最後も何の盛り上がりももありませんでした。なかば、作者の自伝的な部分と、希望とが入り混じった自己満足な作品のように思えます。これほど心に響かない本は久しぶりです。2017/04/06
のん
0
芸術家の頭の中にある、私の知らない世界。2021/03/01