内容説明
図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁は、中澤毬江という耳の不自由な女の子と出会う。毬江は小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官・小牧に、密かな想いを寄せていた。そんな時、検閲機関である良化隊が、郁が勤務する図書館を襲撃、いわれのない罪で小牧を連行していく――かくして郁と図書隊の小牧奪還作戦が発動した!?
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
758
単行本で初読、文庫で再読。震災で自宅に帰れず避難先で。誰もがもつ本音と建て前、もやもやした気持ちをうまく描いてくれたと思う。展開がわかっていても、再読して楽しめるシリーズ。2011/04/25
チェシャ猫
756
途中から柴崎がメディア良化隊のスパイじゃないかと思ったから そうじゃないとわかってほっ。このまま 柴咲と手塚弟がくっついて欲しいような。そうじゃないような。最後の手塚兄の嫌がらせは・・・。この嫌がらせの意味がわかりません。(手塚兄にとってのメリット。) なんかもう さっさとくっついちゃえよという人たちが多い物語だ。2013/12/18
れみ
747
1巻では郁と堂上がメインで2巻もまあそういう部分はありつつも、柴崎とか手塚とか小牧とか周辺の人たちもかなり細かく描かれていて面白い♪続きも楽しみ!王子様の正体に気付いた郁の今後が特に(^w^)2013/02/10
takaC
712
『ロマンシング・エイジ』も児玉さんとの対談も、迷わずすぐにページをめくって読んでしまったが、続きの読書に支障が出るだろうか?たぶん大丈夫だろう。2012/04/30
hiro
696
やはりシリーズ4巻の2巻目は、それぞれの恋が動き始めた。2組いや3組の恋の続きを、早く読みたいが、文庫版3巻の発売まで少しお預けだ。作者の作戦?にはまってしまうが、その間は「レインツリーの国」も読んでおこう。恋の行方はもちろん気になるが、忘れてはいけないのは、このシリーズで作者が言いたい、読みたいと思った本がいつでも読める検閲などがない言論の自由が守られ社会が大切だというテーマも重い。2011/05/16