内容説明
暑気の強まる江戸の町。いつものように真っ昼間から酒を飲んでいた浪人・曾路里新兵衛は、岡っ引きの伝七から、とにかく来て欲しいと頼まれる。暴れている女やくざを何とかしてくれというのだ。紙問屋の帳場に居座り、片肌脱ぎで威勢よく啖呵を切る女から事情を聞くと、妹を襲った男を捜しているという。情に厚い新兵衛は暴漢捜しを手伝うことにするが…。酔うと冴え渡る「酔眼の剣」を使い悪を討つ、人気シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
40
酔いどれて候「凄腕の男」2巻。一つ一つの事件が短編風なので良いな~。新兵衛さんの酔いどれ剣法「酔眼の剣」冴えわたり、酔いどれぶりも。欲が無く人情に厚く武士としての矜持があるいい人だ~次巻も期待。2014/03/10
Masayoshi Arakawa
0
20151121105 シリーズ2巻目、今回は「紺藍の三本格子の着物に、絽の羽織、献上の帯に朱の煙草入れ・・・」の品のない分限者のなり、稲葉さん、面白いぞ!2015/11/15
犀門
0
#084★★★★☆見逃していたシリーズを第二巻から読み始める。新兵衛さん、なかなか良いキャラですな。2014/07/24
ホンダワラ金造
0
このシリーズ2作目、主人公の新兵衛の酔いどれぶりが板についてきたという感じ。この人の酔いどれぶりが逃避ではなく、それなりの矜持をもっているからくずれない。そこらへんがいい。・・・・しかし、呑み過ぎではないか?。わたしも呑兵衛だけど、ここまでは呑めない。これはどこかで立ち直る?というか立て直すというかその伏線かな?。このシリーズまだ何冊もあるから、これからの展開が楽しみ。2013/11/18
ひかつば@呑ん読会堪能中
0
いや面白い。1巻目よりも新兵衛の人となりが明確になってきた。これは続きを買わねば。2012/07/01