あのとき売った本、売れた本

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あのとき売った本、売れた本

  • 著者名:小出和代【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 光文社(2023/10発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334100957

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内容説明

本を売ることがこんなにも劇的でスリリングだなんて、知らなかった!(米澤穂信)/手から手へ。小出さんに売ってもらった本は、いまも最高に幸せな旅を続けてると思う。(桜木紫乃)/日本最大級の書店、紀伊國屋書店新宿本店。25年間文芸書売り場に立ち続けた名物書店員の、ベストセラー回顧録。書いた人と売った人、そして読んだあなたの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

89
著者は1994年〜2019年まで紀伊國屋書店の本店で文芸書を担当されていた元書店員の方。退職後、小説宝石に連載されたものを単行本化。売った本、売れた本。平積みしたり、POPを付けて推したり。本屋大賞、直木賞、芥川賞。受賞した作品にまつわる話。書店員時代のエピソード等。1つの話題毎に1冊作品を紹介の上まとめられています。2024/01/17

はっせー

68
本屋さんに行くことが好きな人におすすめしたい本になっている!今年最後の本がこの本で良かったと思えるようなものであった。著者の小出さんは紀伊国屋書店新宿本店で勤めていた書店員さんである。そんな小出さんが個人的に思い入れのある本を紹介したのがこの本になっている。どれもが書店員さん目線なのでどの本もよみたくなってしまった!本との出会いがある書店。書店にいくと私は少し現実を忘れて本の世界に浸れる。そんな空間を作ってくれている書店員さんの思いがしれるほん。皆さんも読んで欲しい!2023/12/30

shio

42
紀伊國屋書店新宿本店で25年間書店員をされていた小出さんの回顧録。非常に面白かったです!本の未知数の可能性を見出し「本が世に出た後は、書店の仕事だ。売らねば。」思い切りの良さと手間暇かけて売り出す根気良さと熱意。書店員の端くれとして、気持ちが引き締められました。『夜は短し歩けよ乙女』では他書店と協力して応援ペーパー作り。「森見さんの本が売れるだけでうれしい」愛に溢れてる!クリントン元大統領のサイン会など、超大型書店ならではのエピソードは参考に出来ませんが、発注の仕方やフェアなど早速取り入れてみたい。2024/06/11

阿部義彦

42
今は退職されましたが、25年間にわたり紀伊國屋書店新宿本店で本を売り続けた書店員による、売りたかった本や、仕掛けた本、等主にベストセラーとなった本に関する回顧録。村上春樹、恩田陸、小野不由美、等爆売れ本の裏話から、どちらかと言えば埋もれがちだけど、著者の琴線に触れた本(私的にはこっちの本の話の方が面白かったです、桜庭一樹さんや宮内悠介さん等)をエピソード満載に紹介します。自社の若者が考案した「ほんのまくら」という文庫フェアの盛り上がりの話や、本店の仕入れ名人の異名をとる達人からの愛のムチの特訓の話など。2023/11/13

Roko

40
著者の小出さんは紀伊國屋書店新宿本店の文芸書売場で25年間働いてこられた方です。書店へ本を買いに来るお客様方、サイン会などのイベントでの著者の方々、実に様々なエピソードがあったのです。この本は売れる!と思って発注をかけても、タイミングを逸してしまうとなかなか本が届かなかったり、時には同じ書店の別の支店から本を持っていかれてしまったり、書店ならではの面白い話題が満載です。モチロン本に関する話も多く、またまた、読みたい本が増えてしまった!2023/12/17

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