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内容説明
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夕焼けは喜びも悲しみも包み込む。
だんだんと沈みゆく太陽を背景に、ジャングルジムで遊ぶ男の子、悔しくて石を蹴る女の子、買い物帰りの親子などが描き出されます。それぞれのシーンのいろいろな感情を、夕焼けがやさしく包み込み、誰にでも静かな夜がやってきます。
※この作品はカラーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
191
ザ・キャビンカンパニー、2作目です。夏から秋に移り変わる季節の夕陽絵本、身も心も夕日に染まり絵画のように美しい絵本でした。🌇🌇🌇 https://www.shogakukan.co.jp/books/097252292023/07/15
Willie the Wildcat
88
ブックカフェで手に取った一冊。夕焼けを背景に、子どもの頃の様々な思い出がつづられている感。”金色”、入道雲、スイカ、公園などのモノ。プール、怪我、散歩、シャボン玉などの出来事。そして、母、祖母、猫、犬、鳥など、ヒトや動物たち。喜怒哀楽、あらゆる心情を包んでくれる夕焼け。1ページごとに、日が沈むかのように時間が静かに流れ、迎えた最後の3枚の”連写”。夕方、夕闇、そして夜の三景。確かに溶けていったなぁ。絵は躍動感があり、夏の風物詩に昔の良き時代が滲む。文字無しでもアリかな。2024/06/09
ままこ
74
独特の色彩豊かなグラデーション。さまざまな場面の夕焼けに惹きつけられる。染めゆく夕日は温かく人々を照らし包み込み、静かな夜へと誘う。1日の心の澱もとかしてくれそうな絵本。2024/09/01
がらくたどん
69
暑い暑いが合言葉の夏でしたが、さすがに在所の朝晩は20度程度まで気温も下がり、空もすっかり秋の色。こちらは画面から照射される色彩ビームがとても愉快なキャビンカンパニーさんの、うつろう季節を楽しむ絵本。夏から冬へ、畑でプールで街路で公園で、生まれる前から物思う頃までの子ども達を包んでとかす夕焼けの景色。「夕焼け」から大人が思う郷愁ほどには感傷を押し付けず、でも一日の終わりの「なんだかな~」や「今日もいろんなことしたな」の気持ちが夕焼け色にそっと包まれほどけて行く。実際の書籍は紹介書影より数段迫力があります。2023/09/27
花ママ
51
日本絵本大賞を受賞した作品。ザ・キャビンカンパニーは気になっていた作家さんたちです。さまざまな場所から人々が見る夕やけ。明るい昼間の最後の輝きが、少しだけ寂しさを誘うような、何とも言えない情感あふれる絵本だと思います。2024/08/04