講談社現代新書<br> 新・哲学入門

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講談社現代新書
新・哲学入門

  • 著者名:竹田青嗣【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 講談社(2022/09発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065295076

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内容説明

本書の主な内容

第1章 哲学の本質
第2章 本体論的転回と認識論の解明
第3章 欲望論哲学の開始
第4章 世界認識の一般構成
第5章 幻想的身体論
第6章 無意識と深層文法
第7章 価値審級の発生
第8章 「善と悪」
第9章 「きれい-きたない」審級
第10章 美醜
第11章 芸術美
第12章 芸術の本質学
終章 芸術の普遍性について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

41
筆者名も分からず本書のプロモーション記事(広告)を読んで、力の入った文章だなと思って、筆末をみたら著者だった。それから気になっていた本書を読んでみると、冒頭、やはり力の入った文章に出会う。著者の意気込みは買う。とはいえ、これは入門書ではない。入門とは虎の穴なのだろうか。確かに本質直観によれば、読み通せるのかも知れない。だが、著者こそが、大半の読者が挫折するのを最も分かっているのではないだろうか。フッサール的な現象学とニーチェ的なパースペクティヴによる欲望と実存的主体論で本書の議論を押し切る。ポスト・モダン2022/10/27

原玉幸子

19
全網羅的にだらだらっと羅列するのではなく、エッセンスを抽出して断言する言説は、竹田青嗣の文体が為せる技なのか不思議と読み難くありませんが、それでも、相当な数の言い換えや定義に付いて行けなくなると、どうしても「?」となります。そして、氏の言う「新しい哲学」を善と美の「紐付け」に収斂させるのは、少し無理があるのではと思います。結局、ばくっと、実存・構造主義・ポストモダンとの流れがあり、認識、身体、時間、モノ、社会ぐらいに言及すれば、「へいっ、哲学一丁あがり」と断言出来る気がします。(◎2022年・冬)2022/11/05

Ex libris 毒餃子

13
美学の章が面白かった。現代哲学の問題点を竹田青嗣の理論で問う姿勢は熟年の技である。2022/10/05

fseigojp

10
著者75歳の作品 NHKブックスの「現象学とはなにか」で、結局独我論ではないかとの疑問を持ったが、見事に血肉化しており読み応えあり2022/10/01

kumoi

5
先日、哲学って面白いよねという話を友人にしたら、哲学って真理を探究する学問なんだよね、と言われた。自分が哲学に抱いている印象と世間の印象はこんなにも違うのかと衝撃を受けた。哲学は真理を探究する営みではない。仮に、真理だけを探究する哲学者がいるなら、ニーチェに殴り飛ばされてしまう。私たちは価値について語らなければならない。人間にとっての真善美を言葉にしなければならない。死の不安に駆られた時、暴力ではなく言葉で競い合わなければならない。最後まで人間として生きるために、全人類に向かって語らなければならない。2022/10/26

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