内容説明
鳴海先輩に告白し、略奪してでも恋を叶えると決意をしてすぐのこと。夢であるドラマ制作を進めるには、もう一人女優が必要だと判明する。
でも、そう簡単に見つかるはずはなく頭を悩ませていたある日──。私たちの前に現れたのは、現役女子高生女優の小桜澪だった。
雨宮先輩だけじゃなく、小桜先輩にまで夢中になる鳴海先輩、正直嫌な予感しかしない……だけど何人ライバル現れても関係ない。
私は私のやり方でこの恋を成就させる。最後に鳴海先輩と結ばれるのは絶対に私なんだから。
恋する女の子は一途で素直で、恐ろしい──ピュアでひりつく略奪純愛劇、波乱の第二弾。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナギ
50
驚いたのは打ち切りという事。今巻は新たな女優さんを迎え入れるべく奔走するお話でした。そして新たな偽装恋人の誕生。打ち切るにしてもタイトル回収の3巻までは続けて欲しかったですね。もしくは2巻で新しいキャラを増やさずに一騎打ちによるタイトル回収をして終わって欲しかった。あとは想像するしかないですが、普通にドラマを撮ってタイトル回収という幻の3巻はそうであったろうという事で納得します。2022/11/24
よっち
24
鳴海先輩が雨宮先輩といい感じになりかけても、その想いを諦めず恋を叶えると決意した彩乃。彼らの夢であるドラマ制作を進めるにはもう一人女優が必要だと判明する第二弾。転校してきたワケあり現役女子高生女優・小桜澪。ドラマ制作のためとはいえ、雨宮先輩だけでなく小桜先輩にまで夢中になる鳴海先輩、という彩乃にとってはなかなか複雑な構図でしたけど、そこで彼を支えちゃうのが彼女なんですよね。ひとつのドラマで繋がってゆく展開は運命めいたものを感じさせて、澪もわりとしたたかな感じでしたけど、それでも前向きな彩乃が印象的でした。2022/03/12
リク@ぼっち党員
11
本命との恋愛を応援しつつ、横から掻っ攫うチャンスを狙っているという点が一貫してるのが彩乃の魅力的なところ。冷静な分析力と好意を伝える胆力。あの攻め方されて意識しないとか男心と罪悪感で絶対ムリだし、強いわ。ドラマ撮影の方は楓に並び立つ女優候補として澪が登場。ご都合主義ではなく縁を繋いでってのは納得したし、運命を感じる。そのおかげで気持ちの変化に説得力が出てた。そしてここから更に盛り上がる、ってところでまさかの投げっぱなしジャーマンスープレックス…。残念だけど、楽しませてもらいました。2022/03/23
真白優樹
10
女優がもう一人必要と言う問題が持ち上がる中、スキャンダルにより心折れた女子高生女優、澪と出逢う今巻。―――枯れかけた心から引きずり出せ、心に秘めた本物の願い。 世間の悪意に折れてしまった心を救うために奔走し、自身が傷つく事も厭わず向かい合っていく。そんな鳴海の頑張りが澪の心を開いていく中、彩乃が思いと策謀を巡らせる今巻。遂に役者は揃いこれから始める撮影本番、その先までもっと読みたかった次第である。この作品はここで確かに打ち切りになってしまうのかもしれない。けれど、確かにこの作品は面白かったと思う。2022/03/17
rotti619
9
鳴海の初恋の相手雨宮楓がラビットハウスへ正式加入し、夢のドラマ制作へ動き出す中、現役女子高生女優の小桜澪が転校してきたという情報を聞きつけスカウトに向かうが、実はかなり問題を抱えていて…というお話。前巻同様、ヒロインの後輩キャラ椋千彩乃は腹黒可愛くて一途。恋の練習と称して事実上二股状態なのに、更に増える様子が描かれている。長期シリーズと期待してたが、ここで打ち切り。ラブコメというよりドラマとして面白かったので非常に残念。強いていうとこのドラマ部分が強すぎて、彩乃と楓の恋模様の描写が薄かったのかも知れない。2022/03/12
