内容説明
ここは小さな島国「祈りのクルルネルヴィア」。
魔法が封じられた代わりに、人の祈りを叶える道具「祈物」が生まれる謎な都市です。
「……ボクにしかできないことをやって生きたいです」
ボクことマクミリアは不思議な女性リリエールさんに助けられ、
危険な祈物を扱う専門店、古物屋で助手としてせっせと働くとになりました。
運命を変える香水、喋る花瓶、謎の生物を収めた鞄。視界に映るものを操る道具などなど。
祈物が起こす怪事件に、ボクとリリエールさんの名コンビ+灰の魔女が挑みます!!
「急にどうしたんですかリリエールさん。お仕事は?」
「ああ、仕事ね……今日休みでも良い……?」
『魔女の旅々』シリーズの公式スピンオフ、再始動です。
※本作はGA文庫『リリエールと祈りの国』を、新たに一から創り直して、GAノベルの新シリーズとして刊行する完全新作となります。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
11
魔女の旅々のスピンオフ作品。イレイナさんは少し出てくるぐらいだが全然楽しめたので、魔女の旅々じゃなくても白石定規作品なら今後も読んでいこうと思った。2022/03/20
maqiso
5
重いエピソードが多いけどリリエールとイレイナがゆるくて面白い。2022/08/31
warimachi
3
出版の経緯がよくわからんなあと思いつつ読み始めたが、リブートということだったらしい。以前のものと内容が大分違っていて、特に前作を占めていたあまりにも強い社会への不信感が、今回はある程度ポジティブなものに変わっていた点。全体として大味だし、なんだかんだ前作の存在を頼りにしているのか人物の掘り下げも甘いが、その姿勢だけは好感を持ってもいいと思った。2022/05/27
史
3
魔女の旅々が旅ならば、こちらは拠点を持つ形の物語。同じ世界であり、魔法はあれども魔法使いはいないという国を舞台にしていると言うのはなかなか興味深い。こういう形式の話は好きですねえ。2022/03/07
リース
2
忘れた頃に来る後味の悪い話もあるけど基本的にはゆるーい話 1巻ごとに完結してくかと思ったらちゃんと続くみたいなので今後も楽しみ2022/10/17