内容説明
サルーム王国の第七王子・ロイド。王位継承から遠い第七王子という立場を利用し、魔術の粋を極めるべく研究に没頭――するあまり魔人・グリモワールと天使・ジリエルを両手に宿し、付与魔術や神聖魔術をも身につける。そんなロイドに声をかけてきたのは兄王子たち。錬金術を研究する第三王子ゼロフに協力し、ゴーレム作りを手伝うことに! 力を合わせ、強力なゴーレム・ディガーディアを作り出したゼロフは、各国の錬金術師が集まり技術を競い合う錬金大祭への参加を決めるが、その会場で出会ったのはロイドとの因縁がありそうな、謎の――? 錬金術を使っても、ロイドの力は規格外!? の大人気ファンタジー、第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
19
ゴーレム同士を闘わせる大会に出場したら、、今度はほむんす2024/04/02
nishiyan
8
天使と魔人を使い魔にしていることで、これまで以上に魔術研究に没頭するロイド。錬金術を研究する第三王子ゼロフのゴーレム作りに協力したことから、各国の錬金術師が集まり技術を競い合う錬金大祭に参加することになる本巻。元教皇を便利な道具扱いしているのにはドン引きだが、ロイドを付け狙う錬金術師イドの素性もまた酷い。魔術以外に興味がないとはいえ、ここまで極端なのはどうかと思うが、ロイドを自陣に引き入れようとする兄妹を含めた周囲の盛り上がりに対して、本人はただの魔術好きを装うのは無理があるなと。さて次巻はどうなるか。2024/04/04
真白優樹
6
錬金術に傾倒する第三王子、ゼロフに協力しゴーレム作りに励む中、謎の少年、イドがロイドの前に現れる今巻。―――既に鬼畜、その所業、正に悪魔的? 今までも時々垣間見えた、ロイドの悪魔的所業が顔を出す中、ゴーレムと言う名の巨大ロボット同士の激突が繰り広げられる今巻。いつも通りお気楽にゆるりと、だが何処か変な笑いが前巻にも増して巻き起こるかもしれぬ、今までとは少し毛色の違う面白さのある巻である。異なる技術の深奥に更に手を伸ばし、新たなる力を手に入れ。向かうところ敵なしなロイドの次の探究とは。 次巻も楽しみである。2021/10/05
サンゴ
4
想像していたよりゴーレムが格好いい2022/07/01
菊地
2
うーん、結局は「主人公が魔術や才能を使いながら無双して」「主人公に色気を持つキャラ」に勘違い込みで高く評価される、という似たような展開が続いているので自分の中では勢いが落ちてきた感はある。2021/12/22