内容説明
この身も心も、主さまに捧げます――。
神獣達と共に魔公を倒したシルバの元に、王国騎士団から勅命でクエスト依頼が届く。
その内容とは、突如はじまった国境付近の村同士の争いを極秘裏に調査するというものだった。
違和感ある争いの裏には、どうやら何者かが陰で暗躍しているようで!?
そんな中、クエスト中のシルバ達の前に現れる、新たな神獣の少女シュシュ。前世でシルバに救われ、シルバに再会するために神獣に転生したというシュシュだったが、彼女はどうしてもシルバの仲間になれない理由を抱えてしまっていた。シュシュの真実が明らかになる時、本当の敵が姿を現す――
さらに、クエスト以外にも次々と訪れるシルバへの試練……!
ドM騎士団長からのペット志願、メイド姿の神獣達による献身マッサージ、酔った白虎のぺろぺろマーキング……シルバはついに前世から守ってきた童貞を奪われてしまうのか!?
ワケあり神獣を呪縛から解き放て! 絆が試される、もふもふハーレム第2幕!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
4
辺境の村同士の抗争を解決すると言う、王国騎士団からの依頼が舞い込む中。依頼の地で新たな神獣、シュシュと邂逅する今巻。―――絆蝕む闇を断て、前世より繋ぎし宿縁の絆。 王国騎士団の面々に振り回されたり、抗争の裏に見え隠れする刺客の影を追ったり。そんな中、シュシュを縛る隷属の魔術の主、デュラハンと矛を交える今巻。魔術をも越える絆と土壇場での勇気が新たな爽快感を齎す巻であり、前巻にも増してまた一段階面白い巻である。成り上がりが一つ、到達点を迎える中でシルバ達は何処へ向かうのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/09/23
玉瑛
2
新たな神獣、シュシュが登場。ご都合主義的で爽快な箇所と、ピンチで読み手にも負荷がかかる描写とのバランスが良くて非常に楽しく読めた。自分のスキルの上位互換的なものが登場するも、あまりそこにショックを受けたりはしないのだなと思ったが、そもそもスキルは最弱扱いという設定だったなぁ。2022/02/15