内容説明
大人気・刀剣ファンタジー待望の第３弾！ 記憶を失った謎の美少女の正体とは？ そしてその両親とは一体…？
かつての愛刀……千年守鈴姫が「御剣姫守」としてこの世界へとやってきていた。
神威での騒動を終えてから、再び仕手と愛刀としての関係を築いた結城悠は、弥真白にて騒がしくも賑やかな日常を過ごしていた。そんなある日、巷では自分を題材とした小説が流行していていることを知った結城悠は、その作者である小烏丸と出会う。その傍らには記憶を失った見知らぬ少女がいた。
ひょんなことから小烏丸から密着取材を受けることになった結城悠は、母を探しているという記憶なき少女の親を探すべく桜華衆本部……耶真杜へと向かうことに。三日月宗近をはじめとする天下五剣でさえも、少女について何もわからなかった。
だが一人だけ、童子切安綱だけは少女に奇妙な懐かしさを憶えていた。少女の親が見つかるまでの間、童子切安綱が母親になると宣言し、――その父親として結城悠が選ばれることになるのだが――。
龍威 ユウ（タツオドシユウ）：滋賀県在住。本作にてデビュー。
葉山 えいし（ハヤマエイシ）：イラストレーター。『英雄覇道の狐巫女』、『剣と魔法と幻想典』など多数のライトノベルやゲーム関連イラストなどを手掛ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
6
鈴姫と絆を結び直し賑やかな日々を過ごす中、自身を題材にした小説を書いていた小烏丸との出会いを切っ掛けに、謎の少女と出会う今巻。―――受け継げ、散って逝った姉妹の思いをその胸に。 童子切と謎の少女と疑似的な家族関係になったり、過去の英雄と邂逅し、悠が更なる力を得たりする中、童子切の過去に関する出来事に触れていく巻であり、再びの熱い戦いと、受け継がれる想いが心を焦がしてくれる巻である。受け継いだ想い、新生する剣。果たして新たな出会いを経て、悠は何処へ向かっていくのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/07/04
