内容説明
沖田総司がうちにやってきた――。
幕末の新撰組で、非情な剣客として活躍した沖田総司(沖田君)が、幽霊となって現代の「私」とその妻の家へとやってくる。なぜ沖田君がやってきたのか?「私」とその妻との関係は?
歴史、ライトノベル、SF、ミステリー、オカルト……
様々なジャンルを混ぜこんだ新撰組小説の最新版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
19
主人公の家に突然やってきた沖田君。何故か妻とも仲が良くて、馴染んでいる。沖田君たちと食卓を囲みつつ、徐々に土方や斉藤、陰陽師の末裔がやってくる。“私”の一人称で語られ、その正体や過去が明かされていく。ほっこりさせつつも、不安感が覆う作風。最終的に綺麗にまとまって面白かった。2021/03/23
starly
3
新撰組で幕末に活躍した沖田総司が幽霊となって現代の主人公の元へやってくる。主人公は【私】。 現代で家庭料理を食べたりほのぼのとした日常会話が続くほっこりとした話し。主人公の【私】は何者だったのか、また沖田総司が現れたりと他にも新撰組で活躍した者達が登場。主人公との関係が後半につれ徐々に明らかとなった時主人公の正体が分かる。歴史小説、日常系ファンタジー、文学、SF、ミステリー様々なジャンルが詰まった新撰組小説。2022/04/01
HASE, Moto
2
ある春の日、会社員の「私」が帰宅すると、料理上手で天真爛漫な「妻」と沖田総司の幽霊(※ただし飲み食いできる実体持ち)が、まるで姉弟のように親しげに談笑していた。そこから始まる、日常飯テロのような、歴史改変SFのような、輪廻転生と救いの物語。 登場人物紹介のイラストがなかなかカオスだなと思ったけれども、読み進めたらとてもナチュラルに彼らが登場するので楽しかった。ノベルアップ+連載時と同じように、短い節で区切ったレイアウト。ちょこちょこ読めて、読みやすい。 おもしろかった!2021/04/11
ごま麦茶
1
帰宅したら、新選組の沖田総司(の幽霊)がいた。沖田さんと美味しいものを食べたりのんびり過ごす私とその奥さん。そこに、土方さんや斉藤さんも来て。ひとつひとつの章が短くて淡々としていて、日記のような感じで読めました。食べ物がとても美味しそうでお腹すきます。ライトノベルって感じ。面白かったです。2023/10/25
めゆまるさま
1
沖田総司に引っ張られて購入。一話一話がすごく短くて、それぞれ「繋がった読み切り」みたいな感じで読むことが出来た。 史実に則って作ってます、って言われたらモヤるけどストーリーとしてはすごく面白かった。 ごはんの描写が美味しそうだった、お腹空いた。2021/10/13