文春e-book<br> タイニーストーリーズ

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文春e-book
タイニーストーリーズ

  • ISBN:9784160911000

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内容説明

「ささやかに、ふしだら。女のカラダには、事情と物語があるのです。」(壇蜜)

官能的で衝撃的な結末。
山田詠美(原作)と内田春菊(マンガ)による、6人の女性の物語。

憧れの小説家と特別な関係になったけど……自分の人生が作品に侵食される恐怖。「モンブラン、ブルーブラック」
アルコール依存症で倒れ、入院した夫を見舞う妻。そこで出会った青年との交流……。「催涙雨」
美しい従姉に見下されながらも、喜んで付き従う主人公の本性は?「宿り木」
ある事件がきっかけで一念発起し、みるみるうちに若返っていく母親。「百年生になったら」
お金持ちになりたい!稼ぐために夜の街を転々とする女性が恋に落ちた相手は?「LOVE 4 SALE」
パン屋を営む寡黙な男性との性愛と、その意外な顛末。「ブーランジェリー」

個性豊かな男女による先の読めないストーリーは読者を惹きつけ、「文春オンライン」で累計337万PVを突破。
女たちの性愛、家庭、友情を描いた、大人のための短編集。

※電子版は「モンブラン、ブルーブラック」「ブーランジェリー」の一部がカラーになっています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

40
自分がおんなの体とセックスを強く感じさせる作家の名前を聞かれたら、必ずこの二人をあげると思う。私たちが男性作家の女性描写を読んでムッとするのと同じぐらい、彼女たちの描写には、男が(時には女子も)怯むものがあると思う。恋に落ちている相手へのうっとりするような描写が、恋が冷めたとたんにサイテーなものに変わったりする正直さと浅薄さ。女性の持つ二面性…二人の作品には女が見ないようにしている女の真実がさらされていて、脱帽させられる。「百年生になったら」はサイコーでした。2022/09/27

チューリップ

4
原作の小説も発売時に読んでいるのだけど大分前だから新鮮な気持ちで読めた。モンブラン、ブルーブラックは小説家のイメージ完全に山田詠美で想像してたの思い出した。宿り木とブーランジェリーがオチ含めてグロテスクな感じもあって印象に残る。宿り木の志乃みたいな子一番怖い気がする。百年生~の目標を持った人間の逞しさとかも嫌いじゃなかった。主人公みたいな目標は持てないけど逞しくありたいとか思った。楳図先生風だったり手塚治虫風のシーンがあったの面白かった。カフェ店員もブラックジャックっぽいの後で気付いた。2021/02/20

のんの

2
短編集。原作は未読だけど、女って怖いな…と思った。2021/11/29

pentaxxx

2
ご恵送いただく。ヤドリギと百年生が面白い。山田さんいつのまにか桐野夏生っぽい感じの中高年の悲哀を書いている?今の内田さんとの相性は最高か。簡単に枯れられない漫画家の性に寄せてきている感じ。2021/01/23

☆ミント☆

1
読了しました。 原作小説の方は読んだことがないので、原作小説も読んでみたいと思いました。 短編集なので読みやすかったです。2021/03/04

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