小学館文庫<br> 風間教場

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小学館文庫
風間教場

  • 著者名:長岡弘樹【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 小学館(2020/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094068528

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内容説明

大人気シリーズの警察学校小説第四弾!

 第百二期短期課程の仮入校を控える警察学校で、新任の久光校長が風間公親教官に命じたのは「退校者ゼロ」の教場作りだった。一人でも落伍者が出た場合は、責任者の風間に辞めてもらうと言い渡す。
 刑事指導官時代に現場を共にした平優羽子を助教に、第九十八期の卒業生・宮坂定を現役警察官兼生徒の「世話係」に迎え、新学期が始まった。備品の紛失、生徒の妊娠発覚など、教場では問題が続く。生徒を厳しく指導して篩にかけ、警官の資質がないと判断するや即はじき出してきた鬼教官が、新たなミッションに挑む!
 初の長編作品となるシリーズ第四弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

191
教場シリーズ第4弾。いつもは篩にかける場である警察学校だが、曲者感のある新任校長より風間教官に与えられたミッションはまさかの「退校者ゼロ」全員卒業出来なければ風間自身もクビにされる。果たして風間は脱落者なく、全員無事に卒業させる事が出来るのか?!相変わらずの風間教官の秀でた洞察力には感無量で、本作では如何に生徒達を退校させないように導いていくのか。視点を変えつつも教場シリーズらしい一冊となっている。まだまだ風間教官の活躍がみたいがラストの描写が気になってしまう。ちょっと切なさを残す読後感だ。2021/03/27

ehirano1

136
風間教官のキレッキレの洞察は安定健在で、もはや心理学者のレベル、否、それ以上かもしれないと思いました。それよりもなによりも、優羽子は風間教官と夫婦になりなさいよ、というかなるしかないだろう、ね。2023/03/03

イアン

135
★★★★★★☆☆☆☆2023年にドラマ化された教場シリーズ第4弾。脅威の洞察力で適性のない警察学校の生徒を次々と排除してきた風間公親。102期生を迎えるにあたり、新任の校長から課された指令は「一人も落伍者を出さないこと」だった…。これまでのアプローチと異なり、学生が胸の裡に抱える問題を独自の洞察力で掬い上げ、繋ぎとめていく。鬼教官・風間への畏怖が本シリーズの特色(醍醐味)だとすれば、風間目線で綴られる本作はそれを欠いた感が否めない。もし自分が校閲者なら、「オニヤンマは人の肩に留まりませんよ」と指摘します。2023/12/17

ナミのママ

73
シリーズ4作目。短編が好きでないのでこれは楽しかった。1作目を読み、警察官も警察学校も不快に感じたがそれはあまり変わらない。それでも少し丸くなった風間教官に歳を感じたが、読み終えてみればなるほど、そういう理由だったのかと。文庫の帯にも最恐教官と書かれている主役がここから先、どう変わるのか気になる終わり方だった。2021/01/02

ハゲおやじ

71
連ドラ化されると言うので読む。三作目から かなり時間が経過していたが、すんなりと世界観に入れた。風間の相変わらずの洞察力と個性的な生徒 そして 取り巻く環境の変化に、シリーズ初の長編と知らずに読み始めたが面白かった。片眼を失明した事で聴覚等が敏感になる事を 少しだけ強調していると思ったら 予想できない収束に驚いた。・・・今回も私らしく無い書き出しに挑戦したけど、もう無理。今回ので完結なのかなぁって思ったけど続くんだね。過去の正月特番?を観ていたので、風間=キムタクで変換しちゃった。不覚です。2023/04/06

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