内容説明
前世では魔術に見惚れて命を落としてしまったほど、魔術を愛しているサルーム王国の第七王子・ロイド。城の地下に封印されていた魔人・グリモワールを従えるほどの実力を持ちながらも、目立つことなく魔術を追究する生活を目指していた。隠そうとしても隠しきれない魔術の実力で、魔獣に言うことを聞かせたり、付与魔術を越えた存在――魔剣を作ったりと、意外に忙しい日々を過ごすことに。ある夜、ロイドを狙う存在が現れた。それはロイド以外は気がつかないほど気配を消すことに長けた、暗殺者ギルドの一員!
だが、ロイドを襲った理由は誤解からで――!
気ままに魔術を極め――ようとするのも意外と大変です!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンゴ
7
研究対象(なかま)って2022/06/30
真白優樹
6
兄弟の王子達と魔剣を作って付与魔術を特訓したりする中、誤解から暗殺者ギルドの面々に襲撃される今巻。―――魔術の道も前途多難、だけどもう止まれない。 兄達と一緒に魔剣を作ってみたり、暗殺者ギルドの面々と激突してみたり。相も変わらずロイドが縦横無尽に動き回る中、様々な人間との繋がりが出来ていく巻であり、再び様々な誤解を積み重ねていく中、着実にレベルアップしていく、面白さがまた一つレベルアップしていく巻である。研究対象と書いて仲間と読む繋がりを得たロイドは、どんな騒ぎを起こすのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/12/06
ちゃか
4
しかし、ロイド第七王子という身分で魔術にのめり込んで研究してますが。第四王子のディアンも、他国に王子自身が鍛冶技術を学ぶために留学していたそうですし、わりとこの王家誰も彼も趣味に驀進してますよね……という印象がある。2024/03/09
菊地
3
魔術馬鹿なところがブレないから割と好き。2021/01/06
rei
2
同一世界内での転生もの。周りは良いようにとってるが、本人は魔法だけを考えて好き勝手している。暗殺ギルドもこれから先、実験体で大変だろう。2022/08/09