講談社ラノベ文庫<br> 失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い ~ビターのちシュガー~

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講談社ラノベ文庫
失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い ~ビターのちシュガー~

  • ISBN:9784065211878

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内容説明

つらい失恋により体調を崩してしまった男子高生、沢渡悠。
そんな彼のもとに、理由もわからないまま険悪になっていた、隣の部屋の幼なじみ――白雪心愛が現れ、看病してくれることに。
「どうして急に俺の看病なんて――」
「迷惑でしたら帰りますが?」
その日以降、遠ざかっていた二人の距離は近付いていく。
彼女との触れ合いの中で、傷付いた心を癒やされていく悠。
やがて、心愛に心を惹かれるようになって――。
これは、恋を失ってしまった男の子と、ずっと片思いを続けていた幼なじみの、じれったくて甘くてちょっと切ない、そんな恋物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

40
辛い失恋で体調を崩し、学校を休んでしまった高校生・沢渡悠。そんな彼のもとに理由もわからないまま険悪になっていた隣の部屋の幼馴染・白雪心愛が現れ、看病をきっかけに関係を再構築してゆく物語。再び悠を構うようになった心愛に首を傾げながらも、再び距離が近づいてゆく二人。彼女との触れ合いの中で傷付いた心を癒やされていく悠と、不器用な心愛の秘めていた想い。大きすぎる喪失感を簡単には切り替えられなくても、けれど彼女や周囲に支えられて積み重なってゆく想いがこれからどんな変化をもたらすのか、今後が楽しみな新シリーズですね。2020/09/30

まっさん

25
★☆ なろう発の恋愛物語。物語の構図としてはよくある失恋した主人公に昔から想いを寄せていたヒロインが徐々に距離を詰めていくというものだが、今作の良かったところは主人公の失恋の原因が交通事故による恋人との死別だというところ。設定面で割と重めな要素を持ってくるところは他作品との差別化という意味でもかなり好感を覚えた。 ただ、いざ実際に読んでみると主人公は確かに恋人との死別を経験しているものの、特に彼女とのエピソードが語られることなく失恋した直後から物語がスタートする事によって感情移入が全く出来ないところや→2021/09/13

サケ太

24
失恋ってそういう方向性なのか。以外にもビターという以上に重い感じもある内容。少女の一歩が、二人の関係を進めていけるのか。2020/10/06

ツバサ

24
読んでてノベルゲーの香りを感じて懐かしくなりました。主人公が彼女と別れたっていう表現でそこに持っていくのかと驚きました。分かれて落ち込む主人公に疎遠になっていた幼馴染が近づいていくことで今と昔が交差するのは良いと思いました。2020/10/02

nishiyan

23
つらい失恋によって体調を崩し寝込んでしまった高校生の沢渡悠が、ある日を境に疎遠になっていた隣室に住む幼なじみ白雪心愛に看病されたことから始まる恋物語。料理作り、勉強会と、これまでの空白を埋めるように幼なじみとしての関係を再構築していく二人の姿は愛おしい。それは悠には心地よいものであるのだが、心愛にとっては望む形ではないのが切ない。悠の別れた恋人・怜子の存在が大きく、二人をなかなか先に進ませてくれないじれったさがまた良い。二人が怜子のことをどう受け入れるのかが今後の恋の行方を左右するのだろう。次巻が楽しみ。2020/11/01

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