内容説明
「わたし…しんじゃうのかな…?」。皇女殿下がまさかの伝染病に? 距離を置いた二人の運命は? 感動の再会シーンを見逃すな!
第六皇女ヴィクトリアと黒騎士アレクシスが治める辺境領シュワルツ・レーヴェは、秋の収穫祭の時期を迎えていた。
お忍びで訪れていたエリザベートとハルトマン伯爵と楽しいひとときを過ごす。
ところがある日、ヴィクトリアは全身を激痛に襲われ、倒れてしまう。
「痛いっ! 痛い――っ! 身体がっ、全身っ……!」
痛みで呼吸もままならなくなり、泣き叫ぶ。
「くろきし……さま……わたし……しんじゃうのかな……?」
まさか感染病に?
ヴィクトリアはアレクシスにうつることを心配し、部屋を出るように言う。
苦しみの中で、互いを案じる二人。
しかしヴィクトリアを襲う激痛の理由は別のところにあった。
距離を置いた二人の運命は?感動の再会シーンを見逃さないで!
翠川 稜(ミドリカワリョウ):東京都出身。
2007年5月にオリジナル小説サイト「foolishness」を開設し、恋愛系青春系の小説を創作。
本作にてデビュー。
赤井 てら(アカイテラ):イラストレーター。
『魔力の使えない魔術師』(ヒーロー文庫)、『デスニードラウンド』などの多くのラノベを担当。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
第六皇女ヴィクトリアと黒騎士アレクシスが治める辺境領シュワルツ・レーヴェは、秋の収穫祭の時期を迎え、お忍びで訪れていた姉のエリザベートやハルトマン伯爵と楽しいひとときを過ごす第四弾。着々と整備されてゆく辺境領の様子や収穫祭での微笑ましいエピソード、子爵領の改易騒動の中で 突然全身を激痛に襲われ倒れてしまうヴィクトリア。全体的に順調で微笑ましい展開が続く中、アレクシスも気遣っていたヴィクトリアの不調でしたけど、まさかそんな結末が待っていたとは(苦笑)いやそれは配慮が必要ですよね…アレクシスも頑張って下さいw2020/08/29
真白優樹
9
辺境領が収穫祭の時期となる中、突如ヴィクトリアを謎の不調が襲う今巻。―――突如の不調が招くは、彼女の予期せぬ姿への成長。 着実に発展していく辺境領。そして始まる収穫祭。微笑ましい日々が光る中、不意のアクシデントで離ればなれとなったアレクシスとヴィクトリアの二人の、今まで積み重ねてきた絆が光る巻である。不意の成長がアレクシスの隣に立っても遜色ない姿を齎す中、いよいよ外堀の埋まりつつあるアレクシスはいつ決断を下すのか。冬の季節も深まり新たな季節への期待深まる中、結婚式はいつになるのか。 次巻も楽しみである。2020/09/03
フジ
3
領地開発は順調ななか、隣の領地問題が深刻になるかと思いきや、そこはあっさり解決。しかし、ヴィクトリアが倒れてしまい‥という展開。これから様々な面で大変になりそうですが、ぜひアレクシスには頑張っていただきたいですね。2020/09/09
菊地
2
姫様が成長してしまって、一抹の寂しさを感じる。2020/10/11
tochi
1
★★★★★2020/09/22