内容説明
ついに赤ちゃんを授かるものの、異世界では無事に産まれる可能性が低い。そこで鍛冶師の青年がとった行動とは…?
タニアが妊娠したことがわかって、大喜びのエイジ。
だが、文明レベルの低い異世界では、出産はかなりの難題。
母子ともに健康に生まれる可能性は低いという。
そこで、エイジは現代日本の知識を総動員し、タニアに安全な出産をさせるために環境を整えるべく尽力する。
産院を清潔に建て直し、水道を引き、薬師に協力を要請。
さらには、弟子たちの試験も待っていた。また、カタリーナとの約束の行方は?
鍛冶師の青年が異世界の村で大奮闘する第6弾!
肥前 文俊(ヒゼンフミトシ): 大阪府在住。本作でデビュー。
3(サン):イラストレーター。東京都在住。
『烙印の紋章』などのライトノベルのイラストを担当。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
タニアが妊娠したことがわかって、大喜びのエイジ。だが、文明レベルの低い異世界では、母子ともに健康に生まれる可能性は低いと聞き、環境を整えるべく奮闘する第六弾。産院を作ってもらったり薬師に協力を要請したり、いやまあエイジはタニアのためなら頑張っちゃうよなあと苦笑いでしたけど、一方で弟子たちも試験を通してそれぞれの目指すところが垣間見える中で、カターリナはこれからどうするんでしょうね…。最後においおい…と思う場面もありましたけど、無事出産を喜んだのもつかの間、気になる話が持ち込まれて次巻の展開が気になります。2020/06/27
こも 零細企業営業
26
妻タニアの妊娠、出産。文化レベルが低いためリスクが物凄く高い。衛生管理の概念は皆無に近い。そのため色々とアレだけ準備をしたのにタニアは、、、そして最後は元の世界に戻れるかもかも? 家族が出来た彼はどう判断するのだろうか?2020/07/08
彼方
10
タニアが妊娠し喜ぶと共に、文明レベルの低いこの世界の出産に危機感を抱くエイジ。弟子の試験など面倒を見つつも環境を整えるべく奮闘する第6巻。農閑期とあって急ピッチで進む産院の建造、他にも色々対策を取っていてもハラハラさせられるお産で緊張感ありましたね…。弟子たちも目標が見えはじめ子も出来て幸せ満開な二人ですけれど、その分カタリーナが気の毒というか…立場的にも結構妊娠中のタニアの手伝いをしてたでしょうし…。そんな中で故郷への微かな光がもたらされ、揺れるエイジの判断とは…次巻はもう少し早めにお願いしたいなぁ…。2020/07/02
bluets8
7
タニアの出産に全力なエイジに、鍛冶では弟子たちの奮闘も描かれる第6巻。劣悪な環境を少しでも良くしようとする必死な様子。鍛冶仕事に向ける真摯な姿勢。久しぶりにエイジらしさを読めた気がして良かった。タニアの出産を1%でも安全にするために奔走していたエイジの頑張りに感化されていたので、出産のシーンはそこまで劇的にしなくてもと思わなくもないが。次回、外洋へ? 揺れ動くエイジの決断が気になる。2020/06/28
dorimusi
3
タニアの子ども生まれるまで。出産を安全にするために惜しみなくわがままを押し通す話し。 続刊出てないし完結だと思ってたけど、、、打ち切りなのか?微妙に、もう出せないかな?と思ってそうな印象も受けるけど。 カタリーナ問題とか、元の世界とかいろいろ中途半端だけど。弟子も一応職人になったし子供も生まれたし、まぁぎりぎり区切りって感じかな。 最後の出産直後シーンなんて必要か?なんかめっちゃ強引なクライマックス感に苦笑いしか出ない感じ…‥‥2023/10/07