ガガガ文庫<br> 董白伝~魔王令嬢から始める三国志~ 2

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ガガガ文庫
董白伝~魔王令嬢から始める三国志~ 2

  • ISBN:9784094518474

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内容説明

“虎威将軍”をリクルート!?

相国を拝命し、いよいよ国外逃亡が難しくなってきた董白。

「こうなったら……リクルートです!」

生存戦略のため関羽を仲間に引き入れようとするも、これが“義侠”の逆鱗に触れてしまい……。
そんなとき、後に“虎威将軍”と呼ばれる青年が敵陣にいることを知る。

名は趙雲、字は子龍。

窮地に立つ董白は、彼のリクルーティングに一縷の望みを託すのだが――? 

孫堅の襲来。伝国の玉璽。呂布と陳宮の暗躍。そして、長安遷都。

絶えず流れを変える歴史の渦のなか、幼き魔王が打つ一手とは? 
打擲(ちょうちゃく)幼女の覇道ファンタジー、第2幕!

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のれん

20
今作は真っ当に戦記やっているというか、敵味方関係なく人物がそれぞれ違う目的のために好き勝手動いているところが好き。義侠中心、野心中心の英傑の中で経済を中心にする現代思考のハマリ方は意外で良かった。 相変わらず三国志演義の知識が皆無なので、歴史再現とか原典のキャラ像言われても分からんが、それをアッサリ流して現代的思考を読ませてくれるのはテンポが良くて読みやすい。 董白は悪口が目立った前回とは一転、生存戦略のために営業に奔走しているのは面白かった。 敵は増えるが味方も増える。展開が読めなくて次が待ち遠しい。2020/06/20

おにおん

17
今まで目指していたゴールを見直し、新たなゴールを設定して再スタートを切る巻でした。前世での三国志の知識を活用し、「後に活躍するけど、まだそこまで名の知られていない武将」を仲間に引き入れていく様子を楽しめました!といっても、ガンガン仲間を増やしていける訳ではなく、多くの武将に勧誘を断られてしまいます。だからこそ、敵キャラにも魅力的なキャラが多い作品となっています!今巻では主人公の前世の社会人スキルや口の悪さが目立ってはいませんでしたが、次巻ではそれらのスキルを活用しそうな雰囲気。次巻を読むのが楽しみです!2021/02/04

nishiyan

15
相国を拝命し、ますます国外脱出が厳しくなった董白。ハードモードが続く中、仲間を増やそうと画策する本巻。歴史的には伝国の玉璽の発見、反董卓連合との対決、長安への遷都といった一大イベントを控えて、董白が必死にもがく姿が面白い。蔡琰の加入、趙雲の勧誘もまたなかなか愉快。叔父たちの企みで会うようになった献帝・劉協との交流はギクシャクしたものから打ち解けていくまでが心温まるものがあってよかった。しかしこれは新たなフラグなのではと思うとワクワクする。当面の危機は乗り越えた董白は長安で何を成すのか。次巻が楽しみ。2020/06/22

ℳℯ

13
★★★★☆(4.5) この作品の特徴といえばキャラの濃度。敵も味方も個性的なメンツが揃ってるんだよな〜最高。今回登場したのは秘書役や右腕ならぬ左腕役、そして将来の伴侶になるかもしれない皇帝。全員濃い!!好き!!あと主人公が叡智じゃないから策が物珍しいけど一般人でも捻り出せそうなものであることが好印象。個人的には毒舌ターンがアクセル全開でも構わないんだが笑序盤は失速気味かなーと思っていたが終盤にかけての展開は流石でわくわくが止まらなかった。三巻も勿論読む。そして超おすすめ。2021/12/04

真白優樹

11
相国を拝命した事で更に逃げられなくなる中、生き残る為に未来の英傑のリクルートに挑む今巻。―――目指す先を今見据え、魔王としてここから一歩。 関羽を始めとする曲者に過ぎる新たな英傑達が次々と舞台に上がってくる中、数々の歴史的イベントを綱渡りで次々と乗り越えていく今巻。数々の戦いをこなし仲間を集めていく中、董白がこの世界で生き残る覚悟を固める巻であり、董白の陣営本格始動という事もあり一巻と合わせて真の始まりと言える、ここから始まる面白さに満ちた巻である。果たして董白の次なる敵とは。 次巻も勿論楽しみである。2020/06/24

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