内容説明
「同じ顔」の美少女たちが登場!? 聖女が狙われる理由とは? 「ダメ弟子」が大暴れの大人気ファンタジー待望の第2弾が登場!
師匠に「ダメ弟子」と認定されて破門されてしまった少年ジェセットは、
道中で仲間にしたドラゴンの少女カイアとともに、
強くなるためにあてどない旅を続けていた。
カイアの背に乗って空を飛んでいると、人だかりを発見する。
どうやら病を治して回っている「聖女」と呼ばれる存在がいるらしく、
その聖女・エリュキナを狙って山賊たちが集結していた。
ジェセットは山賊を倒そうとするのだが、
エリュキナは「暴力はいけない」と諭し、
なんと言葉だけで山賊を改心させてしまった。
エリュキナはジェセットに戦いの影が見えると言い着いてくるのだが、
ジェセットの前にはさらに、エリュキナと「全く同じ顔」をした少女が現れて――。
高崎 三吉(タカサキサンキチ):兵庫県在住。著書に『復活魔王はお見通し?』(ヒーロー文庫)、『転生しても収集魔』(プライムノベルス)など。
鍋島 テツヒロ(ナベシマテツヒロ):イラストレーター。
『エルフ・インフレーション』(ヒーロー文庫)など多数のライトノベルのイラストを担当。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
あてもない旅の途中で出会った聖女、エリュキナが勝手についてくる中、彼女と全く同じ顔をした少女が襲来する今巻。―――大切なのは分かり合う事、だからその言葉を真っ直ぐに。 カイアと共に続くあてもない旅の中、偶々通りかかった、女王が治める国の後継者選びの戦いに巻き込まれる今巻。相も変わらず最強の半人前、そんなジェセットが自らとは違う考え方と姉弟子とも呼べる存在と出会う巻であり、新たな国で図らずも英雄となってしまう彼の活躍が再び目覚ましい巻である。再び評価され続く旅、果たしてその行方とは。 次巻も楽しみである。2020/03/02
尚侍
6
うーん、なんか初巻とは方向性が変わってしまったように感じました。前回は勘違い要素が入ってかなり面白かったのですが、今回は物語の進行がしっかりしていた分そういう要素が少なかったというか……。武者修行の最中で様々なエピソードが入ってくるのは当然のことではありますが、初巻のように笑いの要素が多いのが個人的に好きだったもので、この方向性だとちょっとそこから外れてしまうかなという感じでした。2020/03/09