ヒーロー文庫<br> 高校生の私が中学生になった理由

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ヒーロー文庫
高校生の私が中学生になった理由

  • ISBN:9784074427611

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内容説明

病に冒された少女が過去に戻って恋人に伝えたかったこととは? 優しくて少し不思議な感動の純愛ストーリー!

村上ひまり、高校二年生。
陸上部のエースで走ることが大好きなひまりは、
部活のランニング中にかかせないとある楽しみがあった。
それは、コースの途中にある弓道部の道場を覗いて、
お隣さんで幼馴染、そして恋人でもある森恭介を眺めること。
しかしある日ひまりは部活中に手足のしびれを感じ、倒れてしまう。
病院で検査を受けたひまりは、そこで「脳腫瘍」という病を伝えられる。
余命一年。
恭介を悲しませたくないひまりは
病気のことを隠して別れを切り出すが、恭介は絶対に嫌だと拒否。
二人は平行線のまま、ひまりの寿命は刻一刻と近づいていき……。
遺してしまう優しい恋人のために、少女は祈る。
「どうか――私が死んだあとも、恭介が幸せでいられますように」
そうして、ひまりに訪れた不思議な時間とは――。


一色 舞(イッシキマイ):神奈川県在住。著書に『エリクサーの泉の水を飲んで育った村人』、『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』、『緑王の盾と真冬の国』(以上ぷにちゃん名義)など。

ふすい(フスイ):イラストレーター。『青くて痛くて脆い』、『あなたの未練、お聴きします。』など書籍の装画を多数手がける。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

稲荷

13
あらすじとタイトル通りの恋愛もの。余命宣告という重めの設定だけど、それに2人がどう向き合っていくか考える姿がよかった。話もまとまっていて読みやすかった。2021/08/22

真白優樹

7
余命一年を告げられた陸上部のエースの少女が、中学生時代へと巻き戻り未来で恋人だった幼馴染と邂逅する物語。―――例え明日終わるとしても、それでもこの手は、この手だけは。 中学生の時、まだ何でもなかった彼と繰り返す時間。必死に遠ざけようとしても捨てられぬ想い。少女と少年、二人の想いが重なり巡る物語であり、不思議な時間を経てもう一度向き合った二人が大切な答えを見出す、恋が愛に変わる尊さと支える人達の優しさが心に沁みる物語である。約束を越えて掴んだ奇跡と交わす約束。二人が幸せでありますように。 うん、面白かった。2020/03/02

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