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内容説明
漢字は知恵の玉手箱! 「企鵝鳥」とは? 「育」「正」は何の形? 人名漢字、異体字、国字など、やっぱり漢字は面白い!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
62
「令」の字形の「正しさ」とは何なのか。指導する字形が小・中学校でちがっていて、トメ・ハネなど細部にこだわるのはナンセンスではないのか。などなど。阿辻先生自身は「しんにょう」が一点でも二点でもよいとの意見。ちなみに表紙の著者名は二点。こんな混乱は戦後の文字改革の内容が、実は学校の先生にもよく知られていないことと、電子化のときの拡張新字体の影響らしい。既存の本にはあまり出てこない、漢字についての雑学と、漢字の乗り物として、特に活字からコンピュータ・スマホまでの現代の流れを考察。おもしろくて一気読みでした。2020/11/09
けんとまん1007
34
漢字。あまりにも身近な存在でありながら、知らないことも多く、とても興味深く読めた。漢字も時代と共に、変化してきたし、これからも変化していく。その背景が、面白い。2020/04/08
六点
26
肩が凝らずに読める、漢字トリビアエッセイ。他の人も多く書いているが、「令和」についてのお話は実に興味深かった。「令は『命じる』という意味がどーたら」と、言う人を、今後、鼻で笑うことができます。それだけでも、この本は購入する意味があると思います。巻末でコンピューターの発達により、日本人はほぼ無制限に漢字を駆使できるようになったと、述べておられます。しみじみ、ぬこ田はその余慶に与っているなあ、と、思います。漢字の思いもかけぬ使い方を、この新しい時代に発案される人が、きっと出て、漢字の生命を延ばすのでしょう。2021/08/11
ま
21
需要の需の字には「ジクジク・ヌルヌル」の意味がある。それでいくと「儒教」には「ささいなことでゴチャゴチャ言う奴ら」という侮蔑的なニュアンスがあったと考えられるらしい。思わずニヤニヤ。形声文字と会意文字は意識しておくと吉なんだろうな。令和の令も、下が「マ」の形だろうが「叩」のつくりの形だろうがどちらも正しい漢字。「企」の原義は「つまだつ」。今回もいろいろと為になって面白い。シンニョウの点の数でゴチャゴチャ言う奴ら(儒?)に読ませたい本。2021/06/23
りらこ
16
早速授業で使える!漢字の切り口がたくさん。名前に使える人名漢字については、なるほど!が多くて。ちょっとクスリと笑いながら。#Netgalley2020/03/23
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