内容説明
閉鎖的なエルフの故郷へ里帰り。恋人の両親に挨拶! ? 「魔王」も戦慄する巨大すぎる魔物の正体とは?
チョーカとの戦争から一年と少し過ぎた後。
アーネルから支払われた莫大な金額とミレイユ達の手伝いもあり、
自治区となったウォルでの生活はようやく安定しつつあった。
しかし、ウォルでの生活を続けていくためには無視できない問題もある。
チョーカ北西部に広がる大森林、通称『はぐれ水竜の巣』。
そこは群れからはぐれた竜が占拠しており、周囲の国にとっては
いつ竜が暴れるかわからない火薬庫のような場所だった。
ソーマは「当代の水の大精霊」として、
水竜シズイとその恋人サラスナを
森から移動させるため、交渉に向かうのだが――。
砂押 司(スナオシツカサ):大阪府在住。本作にてデビュー。
霜月 えいと(シモツキエイト):イラストレーター。
『クール・エール』(プライムノベルス)、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』など、多数のライトノベルの挿絵を中心に活躍中。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
5
戦争から一年と少し、自治領での生活が安定軌道に乗り始める中、問題解決の為はぐれた水竜が占拠した森へ向かう今巻。―――家族になろうよ、この醜くも美しい世界で。水竜の問題を解決し、アリスの両親への挨拶の為別大陸へ向かう今巻。 アリスの問題だらけな素性が判明したり、癖の強いアリスの両親と出会ったりする、新章開幕となり別大陸へと世界が広がる今巻。 始まる魔王達の新たな道、家族が増え大切なものが増えたソーマは、どのようにして約束を果たすのか。今は未だ平穏な彼等の次の戦いとは。 次巻も早く読みたいものである。2019/10/02