ヒーロー文庫<br> 神様は少々私に手厳しい 1

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ヒーロー文庫
神様は少々私に手厳しい 1

  • ISBN:9784074368556

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内容説明

二度目の異世界転移はかつての敵対国で、十年後の世界だった。珍妙な言動で混乱の時代を駆け抜ける、少女の奮闘記が今始まる!

戦時中のグラース国に転移した須山一樹は、年下の少年、ルーナ・ホーネルトと恋に落ちた。
しかし、長かった戦争が終わった夜、気がつくと日本に帰っていた。
それから十ヶ月後。何の因果か、一樹は再び異世界にいた。
だがそこは、敵対関係にあったブルドゥス国の王都。
しかも、自分が消えた夜から十年が経過していた。
行き場のない一樹は、偶然出会った少女リリィが経営する娼館で下働きとして過ごすことになる。
二度目の異世界生活に慣れてきたある日、
一樹はこの十年で名が知れ渡った『黒曜』という存在を知る。
それは、終戦の夜に消えた異世界人の自分が、終戦の女神だと担ぎ上げられたものだった。
自分を指すとは思えないほど美化された『黒曜』は、
戦後の混乱を治めるのに利用されてきたと言われて愕然とする。
顔は普通、頭脳は残念。
珍妙な言動を駆使して、混乱の時代を駆け抜けるカズキの奮闘記がここに始まる。


守野 伊音(モリノイオン):四国地方在住。
著書に『狼領主のお嬢様』、『白銀王の日帰り王妃』など。

戸部 淑(トベスナホ):イラストレーター。
『人類は衰退しました』、『ポーション、わが身を助ける』(ヒーロー文庫)などのライトノベルの挿絵、書籍の挿絵、ゲームのキャラクターデザイン、キャラクターイラストなど、多方面で活躍。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くもり

5
面白かった。言葉が変でも一生懸命話す主人公が可愛い。そのうちちゃんと覚えてくれないと読みにくさはあるけど。そして出会う人出会う人がいいね。リリィと娼館のお姉さん、エレナさんもかっこよかった。パンツは扱いに笑わせてもらったわ。ルーナは色々と哀れなので幸せになるといいな。神様も手厳しいだろうけど、周りの人のカズキに対する評価も中々厳しいね笑。突然召喚されたり戻されたりするのは、またあるのかは知らないけどやっかいだね。2021/05/20

ひぬ

1
電子書籍。テンポが良く、若干ページ数が多めでしたがそれを感じる事はなく、スイスイと読めました。チートなどもなく、昔に来た世界だからこそ、少し言語が分かっている状態で、主人公のカズキの独特な語尾が本当に面白かったです。続刊は買うかも。2020/10/03

Sept

0
「狼領主のお嬢様」から続いて読んだので、珍妙なキャラに驚いた。でも、読む端々、同じ著者さんだなあと思う。”普通”の少女じゃないと思う。勢いがあって元気で楽しい。2022/09/30

みかづき

0
初読みの作家さん、かと思えばビーンズ文庫で1冊読んでいた。あれも勢いで読ませるタイプだったがこちらも。作者さんの持ち味か。あっちも年齢差逆転ものだったけれど、好きな設定なのでよし。カズキの喋り方はすごい上に若干くどいと思わないでもなかったけど、登場人物が活き活きしていてよかった。まだまだ序章という感じなので、ふたたび呼ばれたこの世界でなにが起こるか楽しみ。どういう原理で呼ばれているかがわからないので、またいつ戻されるかも…というのに悩まされながらの転生は大変だ。2020/03/23

いどさが

0
キャラクター生き生きしてます2020/02/12

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