内容説明
ペテン師が戦争に! 義勇軍代表として巨大帝国に立ち向かうハメに! 絶望的な戦力差に提案した“禁断の策”とは?
異世界で第二の人生をおくることになったセイギ。
小国ノライの辺境の町、トリョラで異邦人として暮らす中で、トラブルに見舞われても、
交渉スキルを駆使して何とか乗り切る。
「ペテン師」呼ばわりされつつも、ようやく平穏に暮らせると安堵していた。
だが、トラブル解決と引き換えにセイギは小国ノライの義勇軍の代表となる。
また悪いことに、巨大帝国アインラードとノライの戦争が始まってしまった。
絶望的な国力差での戦争を、ノライ将軍である「赤目」ことドラッヘの指揮の元、
セイギは義勇軍代表として戦争に参加することになるのだが―――! ?
片里 鴎(カタザトカモメ):広島県在住。本作にてデビュー。
岡谷(オカヤ):イラストレーター。
『レオ・アッティール伝 』、『京都骨董ふしぎ夜話』、『最強魔王様の日本グルメ』など、小説、ライトノベルの挿絵を中心に活躍中。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
16
★★★★★2巻で化けた。嘘から出たまこと。大国アインラードとの戦争が遂に開戦。セイギはあの手この手で戦争に介入していくが…と言った内容で、1巻よりもさらにエゲツない描写が続いていく。絶望的な状況が続く中で、セイギが張っていた策が綺麗にはまった時の昏い興奮が忘れられない。動けば動くほど自身のクビを締めていくセイギの明日はどっちだ?2019/05/30
シャルシェ
4
1巻より良かったなー。かなりちゃんと戦争やってる印象。策の根幹が、文章に出てくる表の部分があってもちろん裏があるのだけど、その裏の表皮をひっぺがさないと見えてこないような感じ。その策の深部が明かされる時の状況も『ペテン師』独特の雰囲気があって良い。しかし、どれだけ命があっても足りないね。次巻も楽しみ。2019/09/22
ききぞう
0
1巻より面白い。これでもか、これでもかとイベントを叩き込む怒涛の展開は圧巻でした。2021/06/17