ガガガ文庫<br> デスペラード ブルース II

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ガガガ文庫
デスペラード ブルース II

  • ISBN:9784094517934

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内容説明

神座市最強の漢は誰だ――。

南雲蓮を陥れた長谷川黒曜。殺し屋・鏑木翔馬を退けた筧白夜。黒曜の企みによって掘り出された南雲家の埋蔵金をめぐり、南雲、御子神、羅紋の三家の状況は刻一刻と変化しはじめていた。そして、彼らの周囲には様々な人間が訪れる。南雲家次男・南雲迅。無明拳の師匠・司時貞。白夜の元カノ・久遠鳴海。最強を目指す仙人館道場の格闘家・雪邑庵。そして、玄翁山の神座最強伝説・氷室奉先。白夜の近辺に、様々な過去の残滓たちが這いよりはじめる。その陰には、三家の均衡を崩しかねない第四の勢力――力のみで権力を脅かすだけの組織があった。街を追われた男たちの、反撃の狼煙があがる。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

40
元カノの豪傑肌の鳴海と白夜の妹美沙紀の高校時代の思い出からはじまって・・平和な生活が一瞬に崩れ去ってしまった。生活を何気なく無意味に過ごしていないか、師匠があの町からやってきた。・・そんな訳ないでしょ、強い厄介な人があっちからもこっちからも挑んでくるんですよ。もう一巻、三巻目を手に入れればスッキリするんですが(^^;2020/02/24

まりも

27
過去の因縁が混沌なる街に集まり、第4勢力が場を荒らすシリーズ第二弾。価値観をぶっ壊す溜め回の破壊力をとくと見よ。今回は溜め回だというのに、その段階ですら至る所で血と暴力が猛威を振るう。出てくる奴らは揃いも揃っていい歳した大人ばかりなのに、誰一人として普通じゃないというイかれ具合。そんな異常者たちが魅せる圧巻の暴力ショーに呑み込まれ、あっという間に読み終えてしまった。バイオレンスに拍車がかかっとるやないか。溜め回の段階でこれなら次巻はとんでもなくヤバいことになるんだろうな。今から楽しみで仕方がない。2019/05/22

のれん

14
再読。 鳴海さん初登場から可愛いの嵐。てかこの時から他称に縛られるのも、意地張るのにも、アイツから逃げるのもイヤでイライラしてたんだなぁって。筧くんはあんまり突っ込まないからダメっちゃダメだけど、それぐらいの距離感の方が長く続くということかもしれない。 邑村は結構因縁あったんだけど、コイツとの関係は今の所から進展してない。てか家族の話もここから全然出てないよな。雁字搦めの関係性が多くて、おまけに全員素直じゃないから全然話さない。人間社会の面倒くささよ。2022/10/22

のれん

13
語彙力を外して言うとマジ神なシリーズか。 決して頭の良い一人称ではないため、やたらめった悩む溜め回ではあるが、新キャラたちの「少年」らしさが感じ取れる。 喧嘩してもなにか変わるわけじゃないし、気張る奴らは阿呆当然。でも社会でのほほんと生きているだけじゃダメで、ふと思い出す敗北の味や大切な人の死を呼び水に大人になりきれない若者は喧嘩常套の武侠の世界に帰ってくる。  テーマも良いが、個人的に気に入ったのは鳴海さん。口調荒いのに元カレに安定しないさん付けでわざわざ呼ぶとかすげぇ可愛い。今作最高ヒロイン2019/05/20

ささやか@ケチャップマン

10
続くのかよ!と思ってしまった私は悪くないと思う。そんなに好調とは嬉しい限り。主人公の元カノの久遠(ラノベの主人公に元カノがいるのも珍しい)が予想以上に可愛い性格してて、それでこの巻がもったイメージすらある(笑)。2019/07/22

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