内容説明
男女比1:9、男女の価値観が逆転した異世界で肉食女子たちに狙われる! ? 剣士の青年が刀剣少女たちと戦う和風ファンタジー!
剣術家の家に生まれた青年・結城悠は、
ある日、とある事情から最愛の少女の命を奪ってしまう。
悠は贖罪として自ら命を絶ったはずが、見知らぬ森の中で目を覚ました。
不思議に思い森の中をさまよっていると、頭から狐耳をはやし、
やけに扇情的でコスプレじみた和服を着た美少女と出会う。
「小狐丸」と名乗った少女のことを、刀剣好きの痛いオタクかと思った悠だったが、
直後に現れた異形の化け物――「鬼」と、それを切り伏せる小狐丸を見て、
自分が異世界に迷い込んでしまったことを知る。
話を聞くと、この世界は人間の女性は絶滅し、
代わりに刀剣より生まれた新人種、「御剣姫守」が鬼と戦っているのだという。
人口の1割ほどしか存在しない男性は、「御剣姫守」に守られて暮らしている。
すっかり男女の価値観が逆転している異世界で
命がけで戦う少女たちを見て、悠は自らも戦おうと提案するのだが――。
龍威 ユウ（タツオドシユウ）：滋賀県在住。本作にてデビュー。
葉山 えいし（ハヤマエイシ）：イラストレーター。
『英雄覇道の狐巫女』、『剣と魔法と幻想典』など多数のライトノベルのイラストを担当。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
18
★★★★ タイトルに一目惚れ(?)して即決買いした作品。とある事情から自身の妹をその手にかけてしまった結城悠は贖罪として自らその命を絶ってしまう。次の瞬間見知らぬ森の中で目を覚ました彼が見たものは鬼と呼ばれる異形の化け物によって人間の女性が絶滅させられた世界、そして人口の一割ほどしか残っていない人間の男性を刀剣から生まれた新人種「御剣姫守」が守っている男女の価値観が逆転した世界だった。剣術家の家に生まれた悠は自らも戦おうと剣を握るのだがー 自分にとって初めてのヒーロー文庫作品だったがかなり楽しめた。→2019/04/28
真白優樹
5
剣術家の家に生まれ自刃した少年が、刀剣より生まれた少女達が鬼と戦う世界へ迷い込み、始まる物語。―――抜いたからには一刀両断、打ち果たすまで止まる事無かれ。 刀剣少女達が戦場に舞う、どこか艶やかで熱い、雅楽の音が似合いそうな異世界。そんな和風剣戟幻想譚といった感じのこの物語。剣閃と火花迸る熱い死闘、そして少年が少女達の支えにより前を向き、再び刀を抜く。そんな熱さと再起の光がある物語であり、心燃やしたい読者様にはお勧め出来るかもしれぬ物語である。目的の先、少年が進む未来と戦場とは。 次巻も須らく期待である。2019/04/06
黒とかげ
0
うーん。こういうラノベは現代で売れないだろうなぁ。ストーリー性もキャラも薄すぎる。戦闘中心のラノベは一昔前ならば良かったんだが……。2021/05/22
