内容説明
冴えない三十男が、三匹の子猫をお供に異世界で道楽探しの旅へ。チート能力でハーレム三昧の日々を手にできるのか?
普段は仕事に追われ、余裕のない日々を送る、三十男。
仕事も一段落し、久しぶりの連休に、特別な趣味――道楽を見つけようとする。
「例えば、旅なんていいよな」
その願いが通じたかのように、男は帰宅途中、地球と異なる世界に迷い込んでしまう。
そこは、レベル、魔法、スキルといった特殊なルールが存在する、不思議な世界。
そこで男は、労せずして大きな力を手に入れてしまう。
力を持った男の選択肢は、三つ。
人類側に味方して、英雄となる道。
魔族側に身を落として、暴虐の限りを尽くす道。
そのどちらにも属さず、道楽のためだけに力を使う道。
――――男は迷わず、道楽を探す旅に出るのだった。
三文烏 札矢（サンモンガラスフダヤ）：熊本県在住。本作にてデビュー。
ともぞ（トモゾ）：イラストレーター、漫画家。
主なラノベ作品に『セブンス』『鑑定能力で調合師になります』（共にヒーロー文庫）など。
主な漫画作品に『雛見沢停留所～ひぐらしのなく頃に原典～』など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
14
えっと、なろう系のおっさんがなんか異世界に紛れ込んで～というやつ。道楽してのんびりととかそんながっついてない分無駄に強力な力をいろいろ持っててものほほんと暮らしていけます的な何か。とはいえちゃんと有り余る能力を活かして自分の周りだけはなんとかしちゃう活躍もあるからいいんじゃないかと。タイトル的に続刊出すみたいだけれどノベルズ版と中身が変わらないという感想があるってことは文庫なら2冊分は出せる判断があったのかな？＞編集2019/02/16
nawade
6
★★★☆☆ Web版未読。ブラックな環境で働いていた三十男が異世界転移して得た巨大な力と知識をひたすら道楽に費やすロマン小説。正義感にあふれるわけでなく、力を求めるわけでもなく、悪事を働くわけでもなく、目立たない？範囲で胡散臭くも趣味に生きるバランス加減がいい。出会った人を助けたりするけれど、それはあくまでも自分の利益のためであり、WinWinとも捉えれるのだが、主人公のもてない中年らしい癖の強さとちょっと変態思考が入っているせいで、嫌らしい読後感がありますね。2020/05/04
ユウ
3
面白かったです。2019/12/31
KOU
2
文庫版になったので入手。プライムノベルス版の試し読みと比べると、微妙にフォーマットが違うだけで、挿絵から何からいっしょだな。 三魔人はWeb版でも出てきたが、本ではこういう形で扱われているのか。最初はテンポが悪くなるだけだと思ったが、最後には役に立ったな。2019/02/03
