55歳の自己改革

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55歳の自己改革

  • 著者名:工藤公康【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2019/03発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065137642

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内容説明

監督1年目にして日本一に輝くも、2年目はまさかの失速で優勝を逃し、3年目は圧倒的勝利で日本一をものにし、4年目の2018年はパ・リーグ2位ながら日本シリーズで優勝を成し遂げる。監督生活4年間で工藤監督は「自分という人間を深く学んだ」と語る。それは現状打破に日々を捧げる現代のビジネスマン、マネジメント層の心と重ね合わせることができる。2019年現役監督の滅多にあかされない苦悩も覗ける貴重な1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

36
後書きにも書いてあった「ぼくの野球塾」では投球に使う筋肉に言及していて印象的だった。本作は心に言及していて興味深い。1.就任1年目で日本一になった次の年の始まりの奥さんの言葉「今までの徳は使い果たしたから、これから徳を積んでいかないとね」2.ホークスの選手は自分から痛いと言わないので、トレーナーに報告してもらう。3.40まで現役を続けられても、それからの社会人としての人生の方が長い。4.王貞治という人。バスに卵を投げつけられても、「毎試合チケットを買って球場に足を運んでくれる人だから腹が立つんだ」2021/06/12

Y2K☮

34
48歳まで現役を続けた著者が55歳で指導者として覚醒するまでのプロセス。巷で「名選手、必ずしも名監督に非ず」といわれる理由を理解できた。勉強もトレーニングも必死に頑張って栄光を掴んだがゆえに、成功できない他人を努力不足と決めつける。なぜ自分と同じようにできないのかがわからない。人はひとりひとり違うのに。でもコーチや選手とのコミュニケーションの取り方を変えて壁を突破したいまは、おそらく野球界で最高の指導者。監督業を離れたことで、培った知識と経験をより多くの人たちのために活かせる。食事に関する著書も読みたい。2022/04/14

Y2K☮

28
著者は昔から「嫌われ役」を厭わぬ性格。でも「相手のためだから」を免罪符にズケズケ言っていたら誰も近寄らなくなる。結果何も改善されず誰も幸せにならない。言い方やタイミングも実は内容と同じくらい大切。頭のいい人や仕事のできる人ほどこの点を軽視していると思う。まずはコミュニケーション。言うだけではなくちゃんと聞く。最先端のテクノロジー、育成マニュアル、栄養学&運動生理学の充実等が活きるのはその次の段階。2018年から始めた自己改革が昨年実を結び、リーグ優勝&ポストシーズン全勝につながった。管理職の方にオススメ。2021/01/03

かず

24
しんげるさんご紹介。スポーツ選手の書いた本は好きです。なぜなら、エビデンスが十分にあり、ビジネスや人生一般にいくらでも応用可能だからです。私が本著で強く印象に残ったのは3つ。まず、「自己改革の重要性」。人間、惰性で生きてはいけません。瞬間瞬間の状況を見据え、時々に応じた対処をし、未来に備えることが大切です。2つ目は「相手ファーストの意識」。自分を棚において説得しても、誰もついてきません。相手の得を説くのが説得です。3つ目は「思いやり」。恩返しの意識を持ってこそ、成功は近づきます。私も頑張ろうと思います。2020/01/21

anken99

10
自分が中高生だったころ、西武の工藤といえば「新人類」の代表格として、自由奔放な姿が印象的であった。しかし48歳まで現役を続け名球会入り。そして今や名監督としての名を欲しいままにしている。その工藤監督がなぜ今のような人物へと成長を遂げたのか。若者との付き合い方含めて、見るべき点多数。38~39歳が体力的にはマックスの能力だったというのは、自己管理のたまもの。そのあたりは、今まで知らなかった事実であった。それはさておき、自己改革の肝は、結局は相手の立場をおもんばかって、一歩引いて物事を見ろということか。2020/09/30

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