―<br> Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader


Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王

  • ISBN:9784049122671

ファイル: /

内容説明

読者を熱狂させ続ける伝説的webノベル、ついに待望の書籍化!

「俺の望みはお前を妻にして、子を産んでもらうことだ」
「受け付けられません!」
 永い時を生き、絶大な力で災厄を呼ぶ異端――魔女。強国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた『子孫を残せない呪い』を解呪するため、世界最強と名高い魔女・ティナーシャのもとを訪れる。“魔女の塔”の試練を乗り越えて契約者となったオスカーだが、彼が望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まっさん

64
★★★★☆ なろう作品では珍しく(?)重厚な世界観や緻密な伏線の貼り方などでかなり評価が高い作品。Twitterや読メの感想で皆が皆面白いと言っていたのでなかなかハードルが上がっていたのを更に飛び越えられた印象。永い時を生き絶大な力を持つ魔女と幼い頃に受けた(常人相手なら)子孫を残せない呪いの影響もあってその魔女に求婚して子を成してもらおうと画策する主人公。時に夫婦漫才のようなやり取りに笑ってしまい、時に魔女の孤独な運命に焦点を当てて複雑な気持ちになってしまう…面白いんだけど悲恋endになりそうで怖い…笑2019/03/08

よっち

44
幼い頃に受けた『子孫を残せない呪い』を解呪するため、強国ファルサスの王太子・オスカーが試練を乗り越えたものに望みのものを与える魔女・ティナーシャの塔に挑むファンタジー。解呪が容易でなく呪いに負けない女であればいい、という状況で目の前に好物件がいたことに気づき求婚するオスカー(苦笑)わりとシリアスな展開ですが繰り返される二人のやりとりが微笑ましくて、感化されつつも容易には頷きそうもない孤高の魔女・ティナーシャが、どんどん強くなってゆく諦めが悪そうなオスカー相手にどこまで頑張れるのか、続巻が今から楽しみです。2019/01/29

ダージリン

39
まだ物語は序盤という感じなので、これから大きくうねっていくのだろうなー。そして、オスカーとティナーシャのお互いへの想いと距離感が何とも言えない精妙さで、すごく好きです!2019/02/07

はつばあば

35
今迄読んでいた騎士や魔導士たちのお話はこれに向けての前座だったのかってくらいノリました(^^♪。いやいや、たかが頭の軽い婆の感想ですから中年以上古希未満方には不向きかも。世界最強の魔女と呪われた王子様のイチャイチャと魔法の定義まで教えてくれる優れもの。イチャイチャったって王子様が何千年?何百年も生きている魔女をおよめさんにしたいと。毒林檎を渡すようなシワシワのおばあちゃんじゃなく今流行りの美魔女・・う~ん出だしは可愛い女の子。2021/11/27

ふじさん

33
元はデビュー以前に著者の個人サイトで公開されていたウェブ小説を、改稿の上で書籍化した第一巻。剣と魔法のライトファンタジーとして王道ド真ん中を貫く内容は、まさしく「あの頃」の空気その物。無性に懐かしさを感じつつ読んだ。商業出版に際してどの程度ブラッシュアップされたのかは不明ながら、流石に書き振りは熟れており澱みない。時折垣間見えるミステリ要素も著者らしい。物語の発端を含め主人公の言動には思う所がない訳でもないが、別々の時間を生きてきた者同士が利害を超えて分かり合う、その過程としてこれも最終的には腑に落ちた。2021/12/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13335726
  • ご注意事項