ヒーロー文庫<br> 青雲を駆ける

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ヒーロー文庫
青雲を駆ける

  • 著者名:肥前文俊/3
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 主婦の友社(書籍)(2018/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784072995594

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内容説明

「小説家になろう」で大人気の異世界ファンタジー。異世界に迷い込んだ男が鍛冶師の技術を武器に村と大切な人たちのために力を尽くす。

現代日本において、ほんのわずかにしか残らない野鍛冶の技を持つ男エイジ。
気がつけば記憶もなく、見知らぬ場所に立っていた。
そこは鉄器ではなく、青銅器が使われている世界。暮らしは貧しく、技術は未熟な異世界だった。
ひょんなことからエイジは美しい未亡人のタニアと同居することに。二人の距離が近づくのに時間はかからなかった。
隣家に住む猟師のマイク、村の大工フェルナンドなどの村人に助けられながら、エイジは村の試練を受けることになる。
鍛冶師として働くため、何一つ設備も材料もない状態から、三ヶ月で作品を一つ作り上げ、その必要性を認めさせる必要があった。
粘土を集めて窯を作り、炭を焼いたり、原料の鉄鉱石を探しに山を駆け巡ったりと、行うべき作業は山のようにあった。
エイジはやがて村の一員として認められ、精力的な活動を続けていく。と同時に、エイジは領主から目をつけられてしまう。
生きて帰ってこれない、と忠告を受けながらも、労役という義務を果たすため、エイジは単身領主の町に向かった---------。


肥前 文俊(ヒゼンフミトシ): 大阪府在住。本作でデビュー。

3(サン):イラストレーター。東京都在住。
『烙印の紋章』などのライトノベルのイラストを担当。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

50
父の下で野鍛冶の修行していたエイジが、青銅器が使われている時代の異世界へ記憶喪失の状態で飛ばされ、その世界で暮らすようになる話。派手なバトルや大きな盛り上がりこそありませんが、主人公・エイジが真面目に鍛冶仕事をして村を発展させていく姿やタニアとのイチャイチャ劇であったりと楽しめるポイントは多いので安心して読む事が出来ますね。目立つなと言われているのに全く自重しなかったり、時代背景に難がある所もありますが全体を通して見たら良作に入る出来だったと思います。次巻はもっとイチャイチャしてくれてもいいんだよ?2015/07/05

よっち

48
父に師事して野鍛冶の修行を続けていたエイジが、記憶喪失となって青銅器が使われている時代の異世界に迷い込むファンタジー。若くて美しい未亡人タニアに拾われて、村の鍛冶師として生きていために便利な道具を作ったり、耕作を改善したりが物語のベースで、知識や技術の優位こそあるものの、地道に試行錯誤を重ねながら成果を積み上げていく構成は、派手さこそないものの好印象でした。細かいところでこれどうなんだろうはいくつかありましたが、全体としては専門的になり過ぎない内容がほどよい感じですね。もし続刊が出るなら読んでみたいです。2014/12/07

サキイカスルメ

26
妻一筋、素晴らしいと思います。鍛冶師のエイジが、異世界で現代知識を使いながら生きていくお話。感覚的には異世界というより、大昔にタイムスリップという感じかな。派手なバトルはありませんが、鍛冶師として色々なものを作っていくのにワクワクしました。好きですね。タニアとエイジの、のんびりラブラブ夫婦ぶりもよかったです。離れ離れになってしまった後半は寂しかったですが、ちゃんと妻一筋で帰ろうと頑張るエイジがよかったですね。続きも楽しみです。2015/07/04

晦夢

22
野鍛冶の技術を持つエイジはある日異世界に記憶を失って飛ばされてしまう。技術レベルが未熟なその村を知識を活かして豊かにしていく。技術チートというか知識チートというか。未亡人を妻にもらうというなんともエロスティックな展開。タニアさんいいっす。カタリーナも離婚済みとかなかなか主人公の周りの女性から漂うエロさ。過ぎた技術を見せると面倒なことになるという王道展開。なんとか難を逃れたエイジだがこれからどうなるのか楽しみ。2015/08/16

睦月@農家見習い

21
読了。自らが培ってきた技術を生かし、異世界で生き残ってゆく。これを主題に置いた作品は数多くあるが、その技術の良さを人々に解ってもらうため、まず尽力する。当たり前のことではあるけれど、そこへ始点が置かれることに好感。 “鉄製の道具を作り、広めたい” しかしそれには高温の炉が、頑強な道具が、何よりそれが出来ると証明する具体的なモノと信頼が必要だ。信頼は日々の些細な行動の積み重ねが重要になる。 こういうサラっと流されてしまいがちな場所にスポットが当たることで、確かな煌めきが生まれたんじゃないかな、とか思ったり。2014/12/06

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