プライムノベルス<br> 終焉のコドク

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プライムノベルス
終焉のコドク

  • ISBN:9784074228300

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内容説明

人を襲うゾンビが蔓延る世界で、ニートの青年と中学生の少女が、明日を生き延びるために知恵と工夫で闘う!

引きこもりの青年、栗橋友康は、代わり映えのないニート生活を送っていた。
そんな中、致死性ウィルスのパンデミックが起こり、やがて友康の住む街にまで広まる。
そして、最初の異変は遺体安置所から始まる。
ウィルスで亡くなったはずの遺体が突如動き出し、人間に噛みつき始めたのだ。
噛まれた人間もまた、同じように人々を襲っていった。
理性を失い、強靭な力を持ち、無差別に人を襲うゾンビは「不死者」と呼ばれるようになる。
不死者だらけとなった街では居城や食料の奪い合いが始まり、生き残りをかけたサバイバルへと変容した。
自宅に籠城していた友康はとある出来事から、隣家に住んでいる中学生の少女、日下部空海を助け出す。
二人は安全な場所を目指して避難することを決める。
襲い来る不死者を掃除のラバーカップでなぎ払い、息を殺して路地裏を駆け抜ける。
明日を生き延びるために、二人は知恵と工夫と日用品で闘い続けていく。


百舌巌(モズイワオ):東京都在住。本作にてデビュー。

MID(ミド):イラストレーター。『レイン』『やる気なし英雄譚』などライトノベルの挿絵、ゲームイラストなど、多方面で活躍。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

近藤

24
ゾンビもの。原作はかなり前に完結したweb作品なのだが、なんというか加筆部分の文章力がすごく劣化していて別人が書いたかのよう。web版のほうがいい、という人が多い理由が分かった。2017/10/19

あざり

1
現代日本のゾンビもの。主人公のキャラクターが『誰でも助ける熱いヒーロータイプ』の男じゃなかったところが心底良かった!ゾンビものでヒーロータイプが主人公だと読む気なくなる。嫌いじゃないけど食傷気味。そして熱いヒーロー程話が進むにつれ自分の中にある正義と救い出せない現実の間に大きなズレを感じ、心が壊れていって闇を抱える、なんて王道も多い気がする。そこがストーリーを面白くさせてる一つだけどね。この小説の主人公はいじめられっ子の引きこもりニート。ちょっと歪んでるのがリアル。だって実際他人のことまで助けられないよ。2022/01/15

ぽよぽようと

0
ゾンビアポカリプスは好きです。この作品は挿絵とかいっぱい入ってて、なんかアリス風のゾンビのイラストとかあるし、主人公はヒキニートだし、ラノベ風の体裁をなしてますが、中身はけっこうまじめにゾンビアポカリプスでした。主人公がヒキニートだから強い部分、弱い部分がしっかりあってよい。なんかステロタイプな社会批判とかおっさん批判が多いのはあんま好きじゃないけど、最後はちゃんと希望に向かって歩いて行けるかな、って思えるいい作品でした。2018/01/16

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