内容説明
シリーズ累計80万部突破! 待望の第二子誕生! 善治郎の北大陸行き!? ビー玉量産化も遂に始動? 波乱の第11弾が登場!
アウラはかねてから検討していた「宰相」と「元帥」の役職を置き、
宰相にレガラド子爵フィデルを、そして元帥にプジョルを任命した。
妊娠中のアウラにとって、国務の負担が減ることは喜ばしくもあったが、
望まない方向に国が進みかねない危険性も孕んでいた。
また、同時に善治郎も今後のことを考えて公爵位を賜ることになる。
国内情勢も大きく変化しつつあったが、
アウラは双王国の対応から北大陸への懸念を抱き、善治郎にウップサーラ王国訪問を頼む。
フレアの側室入りの交渉に加え、北大陸の様子を直接見られるというメリットはあるが、
木造帆船で数ヶ月にも及ぶ危険な航海に出ることは、善治郎にとって受け入れがたい話。
そこでアウラは、少しでも安全な航海にするために
なんと『瞬間移動』の魔道具を造ってもらおうと提案するのだった。
渡辺 恒彦(ワタナベツネヒコ): 北の大地で生まれ、育ち、暮らす。小説投稿サイト「小説家になろう」で発表した「理想のヒモ生活」が、永きにわたって総合ランキング1位に輝く。
文倉 十(アヤクラジュウ):古都で生まれ、育ち、現在は東京で暮らす。『狼と香辛料』(電撃文庫)など、人気作品のイラストを数多く手がける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
69
10巻が楽しすぎてそのままの勢いで11巻。すぐにでも北大陸に出発するのかと思いきや…出港までの話でしたわ。今回はまさに政略の一言で政治だらけな内容になりつつある。良くも悪くもタイトルからとてつもなくかけ離れてる感じがする。 でも楽しいからゆるす(笑)2021/11/23
まりも
28
北大陸へ向かう船旅に同行する為の準備を進めていくシリーズ第11弾。今のところは大丈夫だけど、いつ爆発するか分からない。今回はそんな嵐の前の静けさとでも言うべき不穏な空気が漂い始めている。望まぬことを強いられている善治郎のストレス問題もだけど、魔道具の量産化も中々にやばそうで果たして一体どうなってしまうのか。巻末のおまけ短編もいつもみたいにほのぼの!って感じではなかったし、これまで以上に続きが気になって仕方がない。大航海編と同時進行で国内も進めていくのだろうけど、善治郎の明日はどうなる。2018/08/04
こも 零細企業営業
24
北の大陸の情勢が気になるアウラは善治郎に、木造帆船で北大陸へ行き、双王国が何を恐れているのか探って来いと命令される。 子供の成長を側で見れない善治郎が気の毒過ぎる。。2020/11/24
dorimusi
16
北大陸への出発までに1巻使ったかぁ。 ということで出航まででした。宰相、元帥の就任、ビー玉量産化、アウラとゼンジロウの関係とか、いろいろ張った伏線はあれど、とりあえずゼンジロウがしばらく海の上だしなぁ 航海と北大陸編をさくっと終わらせるのか?ちゃんと完結させられるのかが気になる展開です。2023/08/26
こも 零細企業営業
16
第二子が誕生したのに父親は北の大陸に単身赴任。しかも命がけ…命令したのはその妻。単身赴任の理由が側室の許可とかなんか凄いw2018/12/20