内容説明
発売即重版の大人気ファンタジー第５弾。稀代の魔術師の記憶を引き継いだ少年が魔術師団を率いて、激闘を繰り広げる！
ノールズ王国とデュフォー帝国を巡る戦争が勃発する中、
長年、暗躍し続けてきた敵がいよいよ姿を現した。
宿敵、アスター・デュフォーによる宣戦布告を受ける
形になったヴィレムは、対抗すべく兵を挙げることになる。
ヴィレムは魔術師団の仲間とともに、聖域を背後に
布陣するアスターの兵と対峙する。
聖域が未来になにをもたらすのか、戦いの行く末にかかっていた。
小競り合いや互いに牽制し合う焦れったい状況が続き、
誰もが慎重になり迂闊に動けなくなっていく。
そんな中、ヴィレムはとある作戦を計画し始めるのだが―――。
佐竹 アキノリ（サタケアキノリ）：北海道出身。
著書に『逆成長チートで世界最強』（ヒーロー文庫）、『異世界を制御魔法で切り開け！』など。
蔓木 鋼音（ツルキハガネ）：イラストレーター。
ゲームの原画、キャラクターデザイン、ライトノベルの挿絵など幅広く活躍。
主なライトノベル作品に『ヴァルキリーワークス』、『ぱんどら』、『ワールドエンド・ヴァルキリー』など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
4
戦争が勃発する中、過去からの因縁を持つ宿敵と決着をつける今巻。―――あの日持ち得なかった大切なものと共に、永き因縁の決着を。暗躍を続けていた宿敵と戦争という形で争う今巻。策を巡らせ仲間を配置し、そして仲間と共に最前線を駆け、戦う。ヴィレムとアスターの違いが浮き彫りとなる今巻は、長丁場な戦場というリアルな戦場が、一人で戦争は出来ぬという当然の事実と共に描かれ、それが勝敗を分ける分水嶺となる、ひりつくような感覚の満ちる巻である。決着の先、仲間は消える中、向かう新たな戦場の行方とは。 次巻も楽しみである。2018/05/06
