内容説明
領主になったヴィレムは、王都で渦巻く利権争い、姫君にまつわる帝国の思惑、そして何者かの陰謀に巻き込まれていく。
貴族の末っ子ヴィレムは、古代の大魔術師レムの記憶を引き継ぎ、
その才能を生かし魔術師として研鑽を積んでいた。
ルーデンス領を巡る動乱を収めて領主となった彼は、
さらなる発展を目指して、北のアバネシー領との交易を進めていく。
発展の兆しが見えてきた折、ルーデンス領における
怪しげな薬の話が話題に上り始める。
何者かの暗躍の気配が匂う中、ヴィレムは新たな諸侯として
王に謁見するように命令を受け、
王都で渦巻く利権争いに巻き込まれていく。
領民の平和を守るべく、ヴィレムの領主としての戦いが始まった―――。
佐竹 アキノリ(サタケアキノリ):北海道出身。『異世界を制御魔法で切り開け! 』でデビュー。
蔓木 鋼音(ツルキハガネ):イラストレーター。
ゲームの原画、キャラクターデザイン、ライトノベルの挿絵など幅広く活躍。
主なライトノベル作品に『ヴァルキリーワークス』、『ぱんどら』、『ワールドエンド・ヴァルキリー』など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
3
発展目指し交易を続ける中、王都で利権争いに巻き込まれる今巻。―――巻き込まれる戦い、今度は民の為に。立場が、力が上がったのなら守りたい、守らなきゃいけないものも増えていく。領主としての戦いを繰り広げる今巻は、ヴィレムが領主としての立場から、守るべきものの為に暗い思惑相手に戦いを繰り広げる巻であり、背負うものが増えたヴィレムが必死に守る為に繰り広げる、熱い戦いが魅力的な巻となっている。守るべきものが増え、更に表舞台での存在感を示したヴィレムは、果たしてこの先守りたいものを守れるのか。 次巻も楽しみである。2017/07/04
ちいたけ
0
頑張っている割に、邪魔が入る。しっぽ好きは健在。2017/08/07