内容説明
孫乃悟は18歳のときに異世界に転移した。しかし、チートスキルで一流冒険者として活躍したのは最初の2年だけ。その後サトルは隣国に渡り、実力を隠して、清潔で安全な職場の王宮で役人として働き、ファンタジー世界をほどほどに楽しむ安定した生活を送っていた。
ところが、そんなサトルは、30歳になったある日、いきなり『遣東使』に任命される。
「遣東使? 死亡率99.9%、『絶対に就きたくない役職10年連続NO.1』の遣東使に俺が!?」
役人として王命は絶対。しかも同行者は8歳のお姫様とその護衛の女騎士と、一頭の馬だけ。
これは、はるか東の果てを目指して危険な異世界をのんびり(?)旅するおっさんの物語である。
『10年ニート』の坂東太郎が紡ぐ超絶異世界サバイバル紀行、いよいよ開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
5
異世界に迷い込んで、冒険者になり、単独でダンジョンを攻略したまでは良かったが元の世界には戻れず冒険者を引退。 イタリアのような所で下級の役人になって10年。 急にイタリア→日本への遣唐使ならぬ遣東使に任命されてしまう。死亡率99.9% 同行者は姫、その護衛の女騎士、そして主人公と馬。まるで最遊記。沙悟浄はまだか?2019/02/14
しまふくろう
3
絵は可愛かった。 物語は東の国への使者としてお姫様の護衛として旅に出る、コメディタッチな冒険旅行もの。 王様が生還率ほぼ0な任務を突然押し付ける展開や、護衛の女騎士のふざけた性格が生理的に受け付けなくて困った。 理不尽な暴力をギャグだと言い張るセンスが苦手な人は注意。2018/07/29