内容説明
著者累計80万部突破! 『竜殺しの過ごす日々』赤雪トナ最新作。「再現」の使い手となった青年の異世界での運命は?
大学の夏を満喫していた秋山平太は突如非日常に放り込まれる。
瞬きするとそこは実家のキッチンではなく、見覚えのない暗い部屋。
目の前にいるのは見知らぬ老人、言葉の通じない人々。
現状を理解できない平太は、一人の少女に手をひかれて、
外へ出ると広がっていたのは日本ではないどこかの街並みだった。
「小神エラメーラ」と名乗った少女と話していくうちに、平太は現状を知る。
誘拐も同然に異世界へと連れてこられたことに怒りを抱き、
エラメーラになだめられたこともあって、
平太はこの世界で過ごすことを受け入れるのだが―――。
やがて多くの人と出会い、多くの事件に遭遇する平太の異世界譚が始まろうとしていた。
赤雪 トナ(アカユキトナ):福岡県在住。『竜殺しの過ごす日々』(ヒーロー文庫)にてデビュー。他著に『チート薬師の異世界旅』など。
toi8(トイハチ):イラストレーター、アニメーター、漫画家。画集、小説の挿絵、アニメやゲームのデザインなど幅広く活躍。
「まおゆう魔王勇者」などラノベの挿絵も多数担当している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぼろ
9
家で大学の課題を終わらせて一息ついた所、突如としてバイルドという老人によって異世界であるオードレイ大陸に召喚された秋山平太だったが、そこの世界に住む小神のエラメーラによってある能力を授けられ…と言うお話です。まだ始まったばかりと言う事もあってか、それ程大きな出来事もある訳ではなく平田がロアルと共に仮に出掛けて再現使いとしての経験を得るお話がメインの巻ですが、エラメーラを狙って角族が現れたり、どうも平田の出生にも謎がある様な節も感じられたので、そこら辺がどうなっていくのか次巻以降が楽しみです。2018/03/24
紅羽
5
突如異世界へ召喚された大学生の主人公が微妙なスキルを手に元の世界へ帰る為、奮闘する物語。一巻目なのでチュートリアルというか、プロローグみたいな感じで終わっているのでまだ何ともいえませんが、これから面白くなっていきそうな予感はします。2023/04/03
alleine05
5
つまらないとは言わないけどはっきり言って地味。スキルだの魔力だのチートパワーで調子に乗られるのもアレだけど、かといって希少な能力を手に入れたわりには地道にチマチマ活動されてもやはり退屈だわ。もっと展開に勢いがほしい。このへんのバランスは難しいな。次巻以降はもうちょっと能力をいかして活躍してくれるようになるだろうか。2018/03/02
尚侍
3
面白かった。ここまで異世界召喚物が増えるとオリジナリティを出すのが難しいのですが、再現使いという能力値の設定は面白く、能力に制限があることもあり必ずしも俺tueeeeになっていないので、地に足のついた感じで物語が進んでいくのはよかったです。ただ相変わらず淡々とした作風で、いい意味で血沸き肉躍る展開にはならなそうなので、そのあたりを期待する向きにはちょっと物足りなく感じるかもしれないですね。2018/03/13
イシカミハサミ
1
戦闘の匂いのしない能力名に惹かれて購入。 内容的には期待したような感じで満足。 ただ、地の文の説明臭さというか。 別にどうでもいい世界の真実みたいなのを挟んだりする。 この作者の手法なのかと思うけれど、自分にはあまり合わなかった。 展開自体は別に嫌いではないので、タイミングが合えば2巻も読むかも。2018/04/21