ガガガ文庫<br> 忘却のアイズオルガン 3

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ガガガ文庫
忘却のアイズオルガン 3

  • 著者名:宮野美嘉【著】/薫る石【イラスト】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 小学館(2018/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094517385

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内容説明

魂の片割れ、欲望のその先に――。

悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。生前の記憶を失った彼女に仇と憎まれながらも、悪魔との契約のために彼女に対して露悪的に振る舞い続ける日々。

そんな中、ついにオスカーの居場所を知ったダヤン。アリアの魂の片割れを持ち、彼女の父親にしてダヤンの魔術の師であるオスカー。その手先の悪魔に招かれ、遠い異国の街を訪れることになる。そこは、魔術師が優遇されているという非常に珍しい街。ハルバートなる有力者が国内外を問わず優秀な魔術師を集めているらしい。しかし、誇らしげに魔術の恩恵を語る住民たちに紛れて、人に扮した悪魔が街中を闊歩していた。その背景にオスカーの存在を直感したダヤンはさっそく調査を開始するのだが、彼の前にルピナスと名乗る謎の少女が現れる。一方、アリアは徐々にダヤンに対する気持ちに悩み始めていて……。

悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語第三集。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真白優樹

7
アリアがダヤンへの想いに悩む中、師匠の影を追い魔術師が優遇される異国の街を訪ねる最終巻。―――旅路の果て、結ばれるのは繋がる愛。異国の街を舞台に異端審問官達も交え繰り広げられる、師匠との対決。家畜に墜ちた悪魔達、アリアの魂の片割れ持つ少女と、母の想い。幾度となく身勝手な考えと運命に揉まれた2人。そんな二人の旅が一つの終着点を迎える今巻。大切なものを全て失い残ったのは互いだけ。見つけたのはずっと一緒にいる愛という思い。ここまで彼等の旅に寄り添ってきた読者様はきっと彼等の結末に安堵する筈。 うん、面白かった。2018/06/20

リク

4
屍人形と魔術を巡る、不器用な優しさ。登場人物全員がコンプレックスを持っている。でもそれを自覚していても受け入れられないか、そもそも自覚することすら拒んでいるか。信念を貫くと強さと現実を受け入れられない弱さが混在しているのが魅力だった。身勝手で理不尽で利己的な人だって、誰かのために生きている。人は一人ぼっちじゃ生きていけない。ダヤンとアリア、運命に翻弄された二人が寄り添って生きていくことを願って2018/06/20

なぷ

2
ダヤンの対人能力の低さが光る完結編。ガーガウルドは甘いなぁ。生きている人間を気に入ってしまった悪魔というのは、もはや愛するように寄り添うものなのか。2019/01/13

サティーシャ

2
完結編。アリアの父オスカーの居場所を知り魔術師が優遇されているという非常に珍しい街にたどり着く。魂をもどされ記憶がもどるアリア。師匠との決戦。師匠の過去と母の想い。お前・・・寝すぎなんだよ。一緒に生きましょう。2018/12/13

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