内容説明
『――悪いな、こっちも生活がかかってるんだ』
またパーティを追い出された冒険者ディルアの人生は、まさに「がけっぷち」であった。
剣も魔法もてんでダメで、パーティの足ばかり引っ張るディルアの噂はギルド内に広まっており、もはや彼にはソロで簡単な依頼をこなし、糊口を凌ぐ道しか残されていなかった。
ある日、近くの森に突如ダンジョンが現れたと知ったディルアは、そこを一番乗りで踏破するが、見つけたのはオンボロのマントだけ。落胆しつつもそれを持ち帰ったディルアを待ち構えていたのは、なぜか初対面から喧嘩腰の少女だった。問答の末、その少女は剣を抜き、いきなりディルアに襲い掛かる。絶体絶命のディルアに、どこからともなく響く声――。
『我がマントを……いや、我を纏え。我は初代魔王である！』
最強の相棒は頼れる＆羽織れる！ 人生がけっぷち冒険者の成長譚、堂々登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ききぞう
1
登場人物の設定は面白い、展開もまあまあですが、文章がひどい。 主人公の動きが書ききれておらず、何をしたのかよく分からない。セリフの書き分けも出来ておらず、誰のセリフか分からない。等々。 剣がマントに当たったら鈍い金属音がする表現は斬新すぎて思わずわらってしまった。 どんなにストーリーが良くても文章がダメだとどうしようもないのがよくわかる作品です。 2021/06/12
