ヒーロー文庫<br> 薬屋のひとりごと 2

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ヒーロー文庫
薬屋のひとりごと 2

  • ISBN:9784074108213

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内容説明

大評判につき2巻も刊行決定! ! 中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が今度は外廷で起こる難事件に挑んでいく。

後宮女官を解雇させられた猫猫(マオマオ)は、花街に戻ってきた。しかし、戻るや否や、今度は超美形の宦官壬氏(ジンシ)のお付として、外廷に出仕することになる。
壬氏への嫉妬から他の官女たちにからまれ、倉庫の小火、官僚の食中毒、腕利き職人が残した不変な遺言の調査など奇妙な事故や事件が多発する。
いろいろな事件が重なりあう中、それらはある一つのことに収束することを猫猫は知る。そこにはある人物の思惑があった。
そしてそんな中、壬氏に付きまとう武官羅漢(ラカン)が現れる。変人として有名なこの男は、何かにつけて壬氏に問題を持ってくるようになる。それは、羅漢が古い緑青館の馴染みで猫猫をよく知っていたためであった。
猫猫に対してただならぬ執着を持つ羅漢に対して、猫猫の態度は普段と少し違っていた。いつもの飄々とした雰囲気と違う猫猫を気づかい、羅漢から守ろうとする壬氏であるが――。
羅漢の本当の狙いとは一体?
型破りな薬屋の娘と超美形だがどこか残念な宦官、それに巻き込まれる人々。
薬と毒、宮廷と花街、官と妓女、そして過去と現在が交わる中で、物語は紡がれていく。


日向 夏(ヒュウガナツ): 福岡県在住。著書に「トネリコの王」(ヒーロー文庫)。

しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。
『ダブルクロス The 3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』((ヒーロー文庫)、『バー・コントレイルの相談事』などで装画、挿絵を担当。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 零細企業営業

279
表紙の青い花と表情はそう云うことか。猫猫の出生の話は中々にハードだった。しかも指を・・ 最後の頭突きは笑った。 あれだけ勿体つけて言うことかよw2019/06/30

はにこ

153
この世界観が好き。壬氏専属の下女として働くことになった猫猫。偶然と思われていた事件を解き明かしていく。そういや結局犯人捕まったんだっけな?政治力が絡むドロドロがまだまだ出てきそうね。猫猫の出生が明らかに。ドラマチックな結末に満足。2021/04/12

だりあん

109
猫猫と壬氏さまの会話がかみあわなくて、壬氏さまのヤキモチにどんどん燃料投下してるwww羅漢パパ…一途な人だった…。…そこで頭突きかよっ‼️2018/06/27

まりも

100
後宮を解雇された猫猫だったが、今度は美形宦官壬氏の下で働くことになる…な話。謎解きも面白いけど、それ以上に猫猫を気にする壬氏の空回りっぷりが微笑ましくて和みますね。年相応の姿を見せる壬氏はとても可愛らしいな(笑) 猫猫の家族関係とや花街の事情についても明かされたりと読み応えたっぷりな1冊だったと思います。見事な肩透かしを食らった壬氏が見せた最後の頭突きは思わず吹いてしまいましたw 猫猫のブレなさは流石ですが、壬氏の想いも報われて欲しいところです。何にせよ次巻も楽しみ。2015/07/07

まるほ

98
シリーズ2作目。前作ラストで後宮を追い出された花街に戻った猫猫であったが、壬氏に呼び戻され、今度は壬氏付きの女官となる。▼ちょこちょこと細かい事件・事故が発生するものの、猫猫の持前の知識で解決していくが、なにやら陰謀めいた影も見え隠れする。謎の軍師、羅漢。得体のしれない武官であるが、壬氏に妙にからんでくる。猫猫にも関係がある?▼前半の事件・事故の因果関係、羅漢と花街との関係、そして猫猫の出自。ミステリーとしても、ドラマとしても盛り上がりを見せ、読みごたえがありました。2021/11/21

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