内容説明
前世にまつわる嘘の一つが明かされて、すれ違っていた想いに再び向き合った真紀と馨は、約束していた江ノ島デートへ！ その頃浅草では、元あやかしの友・由理彦の妹の若葉が、怪我をしたあやかしと出会っていて……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんけー
57
ン～？チョッと切ない読後感(-_-)真紀と馨の固い？夫婦の絆も何時も通りだし、権属のスイとミカもいい感じで頼もしいし。でも今回の主役たる由理彦の立ち位置を脅かす事象が？由理の秘密..でもその本当を知るとあまりにも純粋な想いに只々心中悲壮感MAX で(T_T)顧問である叶先生の不穏が的中してしまい、三人の真実(ほんとう)が？前半から中盤は江ノ島デートも含み良い雰囲気が、真紀の仇敵wリンの登場で一気に怪しい雲行きに。由理の妹若葉は少しだけ「見える」子で古からの由理と藤原公任のしがらみをも繋げて？そして物語は→2018/03/18
よっち
50
前世の嘘の一つが明かされ、すれ違っていた想いに再び向き合った真紀と馨は約束していた江ノ島デートへ。その頃浅草では由理彦の妹・若葉が怪我をしたあやかしと出会う第四弾。らしさを取り戻しつつある二人にホッとしましたが、今回は由理彦の嘘と彼を気にかける妹・若葉の関係がテーマ。大切に思うからこそ本当のことを知りたいという切なる想いが、思わぬ結果を招いてしまう皮肉な結末。周囲が許容して今の家族が大切でも、決断を翻さなかった彼の選択には救いもありましたが、それで失われてしまった関係を思うとやはり複雑な気分になりました。2018/03/14
スズ
48
己の『嘘』を告白して馨と向き直った真紀は、江の島デート中に弁財天と五頭龍夫婦の夫婦喧嘩の騒動に巻き込まれてしまう。一方、もう一人の『嘘』の持ち主である由理の妹は見えない筈の妖と邂逅していて…。大切な家族の事を知りたいと願ってしまい、胸が軋むような結末を迎えた由理ですが、彼自身が納得し自分の道を歩いていこうと前向きな終わり方に寂しさを感じると共に、平安時代から続く二人の友人の共に生き続けていく彼の新たな人生を応援したいです。津場木家訪問篇も、『かくりよの宿飯』も読んでいるのでテンションが上がって最高でした2019/09/22
hirune
47
【Kindle】若葉ちゃんったら！過ぎた好奇心は猫をも殺すっていうのになぁ。大体 人が秘密にしていることを無理矢理暴いたらロクなことにならないよね😓ということで、この巻は百理彦の嘘編でした。クリスマスの江ノ島デートから年末の大騒ぎまで、いつもの通りてんやわんやの賑やかでお疲れ様の冬休みでした😄2020/10/13
えりこんぐ
45
シリーズ④。今回は鵺の生まれ変わり・由理彦の秘密が明らかに。真相は悲しいものだったけど、真紀と馨にとっては変わらずの親友。家族と元通りになれるのかは気になるところ。【積読31】2022/04/22
