内容説明
氷の地オーバーラント。女性初の高官として、常に命を狙われる第二王子・ヴァルに仕えるユーリア。
寵姫と誤解されながらも“巡幸礼”のため、二人でお忍びの視察に出向く事に!?
「おぬしは、私に生きる意味をくれる。」
氷竜王の再来として、死を望まれる王子と己の命を懸けた姫。大波乱の革命ロマンス、待望の続刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
6
面白かった。奇病の謎や暗殺の手口の調査は、ユーリアの頑張りが伝わってきて好感度が更に3割増し位に。2件とも同じ子供らの言葉がヒントになったのは、ちょっと苦笑でしたが。恋愛面は無理矢理ジレジレというか引き延ばしにかかってる感が強いような。ヴィーがあれだけハッキリと口に出してるので、もう鈍感とか天然とかは通用しないし。ユーリアに族長として村で生きたいという強い思いも感じられないから、ヴィーへの気持ちを自覚しまいとする理由も弱いし。寵姫なんて愛人だし不潔!的な倫理観でもなさそうだしなー。2018/06/30
有子
4
今回は隠蔽された謎の奇病の調査と、王子暗殺未遂の犯人探し。ヴァルディールが、ユーリアならくれるだろうと思った上で愛を求めてくる感じがたまりません。補佐官としての彼女を尊重するのも、それとこれとは別で感情をこぼしてくるのも好き。幼い頃からユーリアを知るライバルが登場して、自分の香りもするお守りを渡すとはなかなかに独占欲がお強めなようで。しかしユーリアはデカーとからかわれた影響が強すぎるな。Izumiさんのイラストにつられて読み始めましたが、2人のことも大好きになってしまったので続きが読めたら嬉しいなぁ2018/07/12
みずく
3
シリーズものと知らず、いきなりこちらの本を読んでしまいました。主人公ユーリアが、客観的な判断も出来るし可愛いし魅力的でした。事件の推理もすっきりまとまっていて良かったです。ただ、盛り上がる感じは薄いように思えました2018/09/10
加那
3
続きが出るとは!続きは見たいが、この話ってどう考えても、死ぬまで王都側?と戦う日々か、独立?する内戦か?しかないよね。長編で書いてくれるなら嬉しいが…。あ。ラブ度ほぼ横這い?だって、最後までハグで終わるなんて…。幼馴染は中途半端で何をしたいのか不明で、色々作者の思いのままに盛られてイイ感じなのに、勿体無い。2018/01/02
菊地
2
ミステリ好きなので、事件捜査みたいな展開は楽しい。2018/06/17