講談社文庫<br> スピンクの壺

個数:1
紙書籍版価格
¥968
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
スピンクの壺

  • 著者名:町田康【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 講談社(2017/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062937061

ファイル: /

内容説明

生きていればそれだけでいいじゃないか。生後四ヵ月で保護されたプードルのスピンクが綴った日記。作家である主人・ポチとの楽しく幸福な時間。大人気シリーズ第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユメ

38
今回、スピンクの目から見た主人ポチは、いつもにも増して失敗ばかりしている。側庭に情趣を取り入れようとしてはうまくいかず、新しい洗濯機を買おうとしてはうまくいかず、詩の朗読で受けようとしてはうまくいかず。そんなポチをスピンクは笑い者にしつつ、「生きていればそれでいいじゃないか」と言う。今日も楽しい町田家に、私はとても元気をもらった。ありがとう、スピンク。自分の失敗も、犬たちと読者に笑いを提供していると思えば昇華できるじゃないか、ポチこと町田さんがそんな風に前向きさを捻り出すのが見えた気がした。2018/04/04

ハナコ

34
元気なスピンクに、優しいキューティー、賢いシードたちとともに、今日も奮闘するポチ(町田さん)。庭の模様替えにくじけ、洗濯機故障につまずき、ああやこうやして、なんとか生きてらっしゃるご様子。あまりに可哀想なとき、スピンクは、耳をなめてやりたい、と、なんとも心優しいのです。町田家には猫さん達もいらっしゃるようですが、とにかくポチ(町田さん)はみんなを守ってるのか守られてるのか、いやいや支えあってこそ家族でげしょうよ、といった楽しく時々哀しくつまりはあきゃきゃきゃと面白いエッセイ(スピンクによる)です。2018/10/12

ブーボ

16
町田康氏は、猫だけじゃなく犬にもかまけているではないか!っと、本屋で手に取りそのままレジへ。 スタンダードプードルのスピンク著の設定本。どうやら第三弾らしい。なんだかいつも順番めちゃくちゃで読んでしまう癖がある。 猫エッセイもそうだけど、奥様の美微(ビビって読むのかな?)さんとのやりとりが楽しい。そして、町田康氏(ポチ)がとてもかわいいです。 楽しい本。2019/05/05

mizuha

13
三冊目から読んでしまいましたが、no problem。私の中で、町田さんと言えば''猫の人''でしたが、ワンコたちにもこんなに愛情深いなんて以外な発見!しかも前世は犬でしたか(^^)ちょっぴり考えさせられる事があったとしても、基本一緒に居られる事が、嬉しくて楽しくて幸せってことが溢れ出している。こんなに素敵な本を書くスピンクが旅立ってしまって、キューティもシードも、寂しいだろうね。2017/12/05

小豆姫

12
うわんきゃんきゃん。ますますスピンク節炸裂でくだらなさもパワーアップ、んもー、たまらんわい。だけど、けらけら笑いながらもじんわり温かく切なくなる。そうそう、犬ってそう。ひたっと真っ直ぐ飼い主だけを見つめて生きてるんだよなあ。どの子も、愛ある飼い主のもとで、短い犬生を楽しくて幸せに過ごしてほしい。2018/11/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12305995
  • ご注意事項