内容説明
異能力免許〈ライセンス〉取得機関として名高い塔心学園高校――の、留年組を受け持つことになった元詐欺師・刻白鳳介。
〈実力点〉こそピカイチだが〈倫理点〉が壊滅的で卒業を逃した彼女たちに鳳介が教えるのは、“倫理なんて丸暗記”という詐欺ですらない簡単なことなのだが――
「窃盗犯への罰ですか……指を折る、程度でしょうか！」
真っ直ぐな瞳で答える《留年組(アウトサイダー)》を、異能と“詐欺”で導く学園バトルエンターテイメント、開講！
【電子特典】キャラクターデザインラフ集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
3
異能力の免許取得機関として名高い学園で、詐欺師と噂される青年が、倫理観が崩壊した留年した者達を指導する物語。―――同じ境遇の者として導け、この常識外な者達を。人として大切な部分をどこかに置いてきてしまったからこその思考回路がぶっ飛んだ、でも何物にも代えがたき輝きを放つ彼等。そんな彼等と同種の青年も絡み合い巻き起こる、大騒ぎだらけのドタバタの日常。そして留年組としての仲間意識と力が輝くこの物語は、異能系物語としての基本を抑えており、この手の類の物語が好きな読者様であればお勧めである。 次巻も楽しみである。2017/09/04
nawade
2
★★☆☆☆ 異能力免許取得機関：塔心学園高校の留年組を受け持つことになった新任教師・刻白鳳介。彼には元詐欺師だという噂が流れていた。倫理観がぶっ飛んだ留年生を口八丁で導いて免許を取得させろな学園バトルエンターテイメント。留年生は実力点は学園上位だが倫理点が壊滅的なだけあって、天上天下唯我独尊、正義のためなら傷害も厭わず、とか超個性的な面々揃い。そんな彼らを如何に宥めすかし倫理点を向上させるか主人公が苦心するところが見所。作者曰く下着に拘って書いた本作。されど、あんまりお色気重視な感じはしなかったですね。2017/08/31
さあささん
1
学園異能（倫理）バトルです。／異能力のある世界で異能力免許を取得するため学校で《留年組》を卒業させようという話ですね。一応、教官ものですね。各キャラのズレた倫理感のバランスが絶妙ですね。絶対におかしいんだけど、そのズレ方がキャラクターにぴたりとハマるバランス感覚の良さは見事です。うるみのとぼけ感好きです。イラストでの太眉も好み。まだまだ掘られていないキャラクターがいるので続きも楽しみです。2017/09/19
Makos
0
作者のバストと下着描写へのこだわりを感じた一冊だった2017/09/29
黒とかげ
0
うーん。結局は能力バトルかぁ。もうちょっと違う展開が読みたかったのだが…。主人公がだんだん小物化していくのは、ちょっと面白かったけども。2020/02/21
