ガガガ文庫<br> ひきこもり姫を歌わせたいっ!

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ガガガ文庫
ひきこもり姫を歌わせたいっ!

  • ISBN:9784094516883

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内容説明

青春は歌うことと見つけたり!

高校三年生の蒼山礼人(あおやまらいと)には夢がある。ロックバンドの甲子園で優勝し、世界的なボーカリスト、そしてソングライターになること。しかし、彼には致命的な弱点があった。それはバンドメンバーにもあきれられ、ライブハウスからは出禁をくらうレベルの下手すぎる歌……。

そんな状況にも腐らず、練習の日々を送る礼人は、ある日『ひきこもり姫』と呼ばれている少女、灯坂遙奈(ともさかはるかな)と出会う。過去のトラウマから周囲との交流を避けるひきこもりの少女。しかし、彼女にはある長所があった。それは礼人の胸を打ち、きっとこの世の誰をも魅了する魔法の歌声。
必死の勧誘もむなしく、はっきりと断られてしまう礼人だったが、それでも諦めず、遙奈に声をかけ続ける。

「灯坂が歌ってくれたら、絶対すげぇライブができる」
「……本気で言ってますか?」
「本気も本気だけど――俺はさ、人間はなりたいものになれるって思うんだ」

ゲスト審査員に「BLACK LAGOON」の広江礼威先生を迎えた、第11回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞を受賞!
何者でもない少年少女たちが叫ぶ、不器用だけどまっすぐな青春ロックバンドストーリー開演!

※「ガ報」付き!

※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

44
音楽バカの少年とコミュ障の引きこもり少女が出会う事で始まる青春音楽ストーリー。ストレートな青春モノってやっぱりいいね。親に見離されたコンプレックスを持つ努力型の少年と、天性の歌声を持つ天才型の引きこもり少女が出会い、交流していく中で成長していき、大舞台を成功させる。この王道ストーリーはとても素晴らしく、特に遥奈の頑張りには胸打たれました。音楽モノとしては臨場感に欠ける点はありましたが、それを差し引いても青春の爽やかさと努力の大切さ、直向きさが伝わってくるいい作品だと思う。続きがあるなら読んでみたい。2017/07/25

かんけー

23
面白いですね~♪v(*'-^*)^☆この作品昨年の7月に出てるんですね♪引きこもり姫?である灯坂嬢の歌声を偶然聴いてしまった俺こと蒼山礼人はアマチュアバンド[最大瞬間風速]のリーダー兼ボーカリスト?然し、礼人の声は聴くに耐えないものらしく...?(^_^;)迫るバンドコンテストに向けて、自分の曲を唄ってくれるボーカルを探してて!件の彼女と衝撃の?ww礼人は灯坂嬢を口説こうと、彼女の家に通いつめ?灯坂父と親友に(笑)引きこもりで対人恐怖症の彼女の深層心理を少しずつ描写しながら、礼人の過去の事象をも絡ませ→2018/04/08

むっきゅー

22
青春感動もの。天性の歌唱力を持つ引きこもり姫・灯坂さんを仲間にしてバンド甲子園の優勝を目指すという話。灯坂さんが対人恐怖症を乗り越えて人前で歌えるようになるという(青春ブタ野郎5巻のような感じ)テーマとともに、蒼山くんの心の成長がもう一つのテーマ。蒼山くんは、医者の家系の落ちこぼれで家族から見放され、家を出て音楽の世界を目指す。音楽の世界でも挫折した蒼山くんは、灯坂さんに救われる。何も持ってないと思い込んでいた蒼山くん。そのトラウマから解放されてからは圧巻。ドン底からのラストのライブシーンは最高に熱い!2017/08/18

まるぼろ

21
ロックバンドの甲子園「School Rising」での優勝を目指している蒼山礼人は、元担任のお願いから引きこもりになってしまっている少女の灯坂遥奈と会う事になるものの、灯坂家を訪問した帰りに圧倒的な彼女の歌声を聞き…と言うお話です。読む前はもっとコメディな内容だと思っていましたが良い意味で裏切られました。とても良い作品でした。礼人を通じて徐々に前向きに変わっていく遥奈に比べて、遥かに礼人の方が心に抱えている傷が大きかったので父親の来訪時や桐生さんに言われた言葉で傷ついた時はどうなる事かと思いましたが、→2017/08/21

まんがジジィ

16
『アオハル』だねぇ~♪(もしかしたら死語?) 天性の歌声を持つひきこもり姫と共にコンテストに出場をするために頑張る主人公。おもしろかったです。(^O^)アホな主人公は本来の目的を忘れひきこもり姫を前向きにさせるための行動力がオヤジてきには好みです。(^_^)v 2018/03/06

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