角川スニーカー文庫<br> 君と四度目の学園祭

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角川スニーカー文庫
君と四度目の学園祭

  • ISBN:9784041056820

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内容説明

高2の秋。
5日後に迫った学園祭の練習の帰り道、刻谷結羽太はトラック事故に遭いかける。傍らにいた幼馴染の少女・新都久遠がわがままを言って引き留めなければ、大事故になっていたかもしれない。九死に一生を得た結羽太だったが、その後も何かとトラブルに見舞われるように。そんな折り、久遠が学園祭で誰かに「告白」するという噂を聞く。はっきりと彼女への想いを認識した結羽太は久遠に想いを伝える決意をするが……。今日の「告白」を忘れてしまっても、明日君が「思い出」から消えても、必ず伝えにいくから。だから、どうか学園祭で待っていて――。恋と焦燥と疾走が胸を焦がす、青春エンターテイメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

41
学園祭が間近に迫る高2の秋。連日大事故に繋がりかねないトラブルに見舞われ続けながら、なぜか幼馴染の少女・久遠に助けられていた結羽太。そんな折り久遠が学園祭で誰かに告白するという噂を聞く青春小説。そばにいるのが当たり前な久遠の想い人に気づけない結羽太。彼を死から救うためにやり直し続けてきた久遠に突きつけられる絶望。序盤展開の分かりづらさはやや気になりましたが、最後まで諦めない久遠の過去を知り、結羽太が失われかけていたものを取り戻しに行く展開は、報われないことも多い幼馴染ものとしてぐっと来るものがありました。2017/05/31

そのぼん

26
悪くはない、悪くはないんだけど・・・。何だか入り込めませんでした。高校生の男女がメインとなって進んでいく、タイトル通りのお話でした読み終えてから時間がたつと内容もすぐに忘れてしまいそうな感じでした。残念でした。2017/07/16

たこやき

17
終盤は盛り上がってくるものの……。そもそも、読者視点、しかも、ヒロインである久遠視点で、彼女の想い人が結羽太であり、また、彼の危機を救っているのが明らかなのに、結羽太では久遠の想い人が誰なのかでウジウジ……でちょっとイラッというところも。しかも、タイムリープにまつわる結羽太の危機の理由とかはいまいちよくわからないままで肩透かし。ちょっと話に入り込みづらかった。2017/09/03

真白優樹

17
想い合う幼馴染同士、結羽太と久遠が学園祭を舞台に何度も一日を繰り返す物語。―――例え運命が邪魔しても、絶対守りたい人がいる。世界に殺されそうになる結羽太を救うべく同じ日を何度も過ごす久遠、彼女の真意を知り、再び彼女を抱く為駆ける結羽太。未来から来た少女に背を押され、二人の関係は結ばれる。ヒロイン側が主人公でもあり役目が逆転しているこの物語、正にこれぞ青春であり、決して譲れぬ者の為に叫び駆ける二人の姿が甘く激しく胸を焦がす激しさに満ちている物語である。亡くしたくない、だからこそ何度だって繰り返して見せる。2017/06/01

かわゆきか

15
こいつら何で付き合わないのと思ったら、そーゆーことでしたか。想いを伝えてはいけないし関係は維持したい、胸が苦しくなりました。最後は二人共過去から追いかけ直し、文化祭の舞台上でやっと、、、良かったねぇ。色々細かいとこ気になるけど、ドキドキ出来たんで、まぁいっか。2017/07/06

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