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内容説明
「俳句って何だろう!」「俳句の面白さをもっと知りたい!」「日本語を俳句を通して考えたい!」俳句界の巨人・金子兜太に、いとうせいこうが挑みかかった!俳句を通して、「試合」のテーマは「詩語論」「日本語論」そして「平和の俳句」へと発展! 二人が分け入った日本語という森の奥での刺激的かつ血の通った会話を、お楽しみあれ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
78
いとうせいこうの本でも読もうかなと見つけた本で、金子兜太氏といえば『季語の科学』に載っていた蝙蝠の句の人だ、と縁を感じ読む。結果大正解、めちゃくちゃ面白かった。とにかく金子氏が凄い、確かな下地を持つからこその柔軟な感性、年を経て境地に達したのではなく常にアップデートを重ねてきたのだろうと感じる。若い力を引き出しながらその力を自分のものにしたいという貪欲さ、きっと生涯剣士であり続けるに違いない。受け止めるいとうせいこうも流石。文語的な句と口語的な句、といった話は俳句に馴染みがない私にもわかりやすく面白い。2022/08/08
瀧ながれ
26
時間をかけてじっくり読んだ。俳人・金子兜太と、作家・いとうせいこうが、現代の俳句について語る一冊。でも、『万葉集』から始まる和歌の文化から、どうやって俳句が生まれたのか、なぜ五七五なのか、季語はどうして生まれたのか、どうして季語が必要なのか、といった疑問に思っていたあれこれの答えが書いてあった。俳句の歴史を知るにもいい本だった。子どもはまだ季節感をつかめてないから、大人にならないと季語を使いこなせないという話にも納得した。2020/04/02
Akito Yoshiue
11
単行本も持っているのだが、文庫版で追加されたところが読みたくて購入、再読。非常に面白い。2017/06/29
かふ
10
金子兜太は俳人として骨太で反骨心を持っている人だ。いとうせいこうとの俳句対談集はわかりやすく面白い。伊藤園の俳句大賞から選出した句から批評しているので普通の俳句本とはちょっと視点が違う感じ。斬新だ。しかし、基本は五七五の定形、切れ、アニミズム(自然)。2018/10/10
ともゑ
5
「おーいお茶」の俳句って結構独創的な作品が多くて私は素人なので良いんだろうし実際いい感じだけどなんでこれが!?と思う事も正直ある。そんな「新俳句大賞」の受賞作について選考委員の金子兜太さんといとうせいこうさんが対談し鑑賞し直す試み。助詞の使い方や韻律、季語などについて解説している。なるほどそれは気づかなかった!となる一方でそうか?人によるのでは?と思ったり。金子さんの作品自体が結構前衛な感じなので。俳句は自由だ。終盤はちょっと政治主張強めで辟易。2021/11/08
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