内容説明
内大臣である父の命令で実家に呼び戻された茜だったが、雅雪と朱貞の機転により「左大臣の女」として身を隠すことに。しかし内大臣を敵視し、出世欲にくらんだ左大臣は茜を「尚侍」として内裏への出仕を決めてしまう。華やかな宮中に舞い戻るも、茜と雅雪との距離は遠くなっていき……!?
「早く、堂々とおまえが俺のものだと言える日がくればいい――」和歌が紡ぐ平安恋ものがたり、感動の完結巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
55
花鳥風月の4巻で完結。脇役のはずの主上が一番かっこいいかも。登場時にはクールでかっこよかったはずのヒーローはただただひたすらヒロインを愛するだけの一途さが取柄の男になってしまって、まあそれはそれでいいけど。2021/07/11
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
26
祝・平安うた恋語シリーズ♪もう前巻の終わりから待ちきれなかったよ。二人が結ばれるないと終わらないからね。頭中将と主上は大活躍だね。いつの時代も空気の読めない狸どもがいるなぁ。後半とか内大臣いたかなって感じ。若い主上だからこそ協力してくれたんだろうね。おっさんは皆頑固なんであうゆうキャラがいないと成り立たない。2016/11/10
しゅてふぁん
22
あまり和歌が出てこなかったのが残念だったけれど、宮中の雰囲気を楽しめたのでよしとしよう(笑)2017/01/09
六花
10
最終巻。雅雪と結婚する為左大臣の娘になった茜。だけど役に目が眩んだ左大臣は、茜を尚侍として出仕させてしまう。ここまでお膳立てしといて雅雪まさかのノープラン( ̄◇ ̄;) 茜の実父の企みにまんまと乗せられちゃうし、頼りない…。その企みも昔の少女マンガレベルで、ハラハラするよりも笑えてきた。お父様あんま頭良くないね…(^_^;)2018/06/17
粋
8
再読。全4巻でいい長さで纏められていてよかったと思う。後半は他力本願な感じは否めないが(苦笑)帝、朱貞、保秋がいなければ茜と雅雪は結ばれなかったな(笑)でも、問題を通常ならあり得ない形で乗り切り幸せになってよかった。2022/06/14