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内容説明
コミュニケーションがうまくいかないときや人間関係が難しいとき、「アサーション」を理解すると、関わりを建設的に変えることができます。「自分も相手も大切にする自己表現」を意味するアサーションは、私たちの会話を心理学の知恵をもとに読み解き、日常のやり取りに変化と充実感をもたらすコミュニケーションの方法と関わり方です――<「はじめに」より>
目次
はじめに
第一章 アサーションとは自分も相手も大切にする自己表現
第二章 「人として誰もがやってよいこと」を認め合う
第三章 考え方をアサーティブにする
第四章 アサーションで身につく三つの力
第五章 心に届く伝え方
もっと学びたい人のための参考ブックガイド
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
184
人は誰しも自分の考えや個性を持っている。歩み寄りを行い相互に理解し合いたい。相手を尊重しながら率直に分かりやすく伝え、相手の反応を受け止めることで信頼関係を築いている。アサーション。…しかし、自己表現が苦手な人にとっては難しいこと。まずは自分の気持ちを確かめることから始まる。そして丁寧に言語化していく。少しずつでも自己表現をしていけば、相手との幾つかの類似点が生まれ、自らの感情を伝えることができ、関係性の幅がゆっくりと広がっていく。…今の社会では心のメンテナンスが重要。人間関係を形成維持する心がけが大切。2022/05/28
はっせー
128
コミュニケーションで悩んだことありますか?私は現在進行系で悩んでます笑 この本はコミュニケーションにおいて相手も自分も大切にするアサーションを理解して実践するものになっている。自分がどんなときにどのような反応をしてしまうのかを理解する。そしてそれをどのような言葉で表すかを考える。考えたことを相手に伝える。アサーションとは自分を偽らずに相手に気持ちを伝えるコミュニケーションである。それをするのが難しい!なんて思う。だが、この本では相手と寄り合い合う大切さが書いてある。決して相手をコントロールしてはいけない!2022/03/02
けんとまん1007
81
まずは、自分の思いを整理し、見つめることからがスタート。そのうえで、伝える・伝えないも含めて自分で決めて、伝える時は素直に伝えること。実は、ここが、なかなか思い通りにできないのが実際のところ。そこで、整理できたのが、タスクとしてのアサーションと、メンテナンスとしてのアサーション。あと、考えるための例が、とても参考になった。自分だったら、きっとこうだろうな・・・でも、その時の気分や状況で変わるんだろうなと。しかし、そこからが始まりだと思えば、それでいい。2013/08/24
kinkin
74
「自分も相手も大切にする自己表現」・・・自分のコミニュケーションは「非主張的」「攻撃的」「アサーティブ」のどの自己表現をしがちなのか、その理由な何なのかに始まり具体的なアサーティブなコミュニケーション取るための具体的なアドバイスがわかりやすく書かれている。世の中、様々なことで二極化しつつある現在、お互い相手のことを認め合うことの大切さもわかった反面、その難しさにも気がついた。話せば分かると言いつつも話さない、話そうとしない、受け入れない、認めない、これらをどうすればいいのか、社会全体で考えたい問題。2014/12/22
ベイマックス
71
相手も「アサーション」を理解してないと、自分が損するじゃんとの想いがずっと思考の片隅にあったまま読み進めた。後半も後半の154ページになって、その疑問に対するアドバイスが記載されていて、可笑しかった。『まずは、自分から』だし、自分を変えるのも変えないのも、自分の決断だから損するとかじゃないんだよね。時間をおいて、ゆっくりと再読しないとダメかもな。試行錯誤した上で、再読とかね。でも、読みやすかったし、納得できるところも多かった。2020/06/28
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